音楽ファンの中二病を考える

「ヒットチャート無視してるオレ、カッコイイ。」みたいな。津田大介氏の「テレビ観ないオレ、カッコイイ」論とほぼ同じ解釈です。一歩間違えれば、中二病の延長線上にあるような発言になりかねないので注意が必要です。

音楽だとかロックとかとの出会い自体がそもそも中二病みたいなものだから、それは一生つきまとうのかな、と感じてみたり。
全てを”中二病”であるとか”若気の至り”で片付けるのも何なのだが、やはりそれの繰り返しだと思うので、音楽リスナーが体験する音楽中二病をまとめてみる。
音楽を愛する者なら、誰でもどれかの病気に掛かってしまった(ている)経験があるかと思います。
 

ヒットチャート嫌悪症

正に「ヒットチャート無視してるオレ、カッコイイ」論。
売れている音楽に対し、異様なまでの嫌悪感を抱き、酷くなると批判ばかりするようになります。
派生語に「エイベックソ」があります。
 

洋楽コンプレックス

「ヒットチャート嫌悪症」が重度になるとこの症状が訪れます。
好きなアーティストのルーツを辿って、結果洋楽に行き着けば良いのですが、突如発病してしまうと完治するまでに時間がかかりますので、キケンです。
あんなに好きだった日本のアーティストを突如聴かなくなる場合が多いです。
 

オサレUK病

RADIOHEAD『KID A』を実際よく解らなクセに解った気になってみたり、”UK”と付けばオサレと感じてしまう病気です。
「“オエイシス”を国家にしたい」なんて言い出したりします。
似たような病気が10年くらい前に”シアトル”で発見され、近年の研究では”アイスランド”、そして”ブルックリン”にもそういう兆しがあることが解ってきました。
でも実はBEATLESをちゃんと聴いたことがなかったり、Eric CraptonやLed Zeppelinがイギリス出身だということを知らない場合が多いようです。
 

高三病/高山病(古参病)

自分の好きだったアーティストが売れてくると、批判的になってしまう病気です。自分だけのものが有名になることの寂しさが裏目の愛情表現になってしまうことが多いです。
口癖は「昔はよかったのに、、、」「メジャーに行って売れ線に走った」
特に新参ファンに対して、嫌悪感を抱いてしまいます。
 

前衛音楽中毒

ノイズなどの病的なモノに取り付かれて、音楽が良く解らなくなってる中毒者です。
エレクトロニカやミニマルテクノ含め、「人があまり聴いていない音楽を聴いている」という優越感で、自己満足で閉鎖的になってしまう場合が多いかと思われます。
症状が重くなると、訊いてもいないのにヘッドフォンについて語るようになり、ヘッドフォンアンプが手放せなくなります。
 

プログレる

前衛音楽中毒と似た場合が多いですが、コレクター要素が強かったり、執拗に音質を重視してしまうので、音楽以前にリマスター盤、紙ジャケ再発盤等への執着が凄いです。
前衛音楽中毒者がヘッドフォンに必要以上の執着心を持つようになりますが、こちらはスピーカー、オーディオ機器などの本体に必要以上に投資してしまう危険性があります。
 

音楽配信アンチ病

iTunesを始めとし、PCや携帯で音楽を聴くことを必要以上に嫌います。
寝言のように「ジャケット含めてアーティスト作品」と言います。ならば、ジャケット違い、初回限定盤DVD付きなどの商法に文句を言ってないで、全て買いそろえるのが、この病気を完治させる方法です。
“カスラック”という言葉が自然と出てくるようになったら、発病の恐れアリです。
 

ロキノン厨

90年代末期に下北沢辺りで発見され、近年全国的に勢いを増して拡散しているのがこの病気です。
洋楽コンプレックスから来る母国愛が間違った方向に行ってる場合が多いです。アーティストの何万字トラウマインタビューを自分の苦悩と照らし合わせて間違った解釈で勝手に共感しています。
洋楽に対して、必要以上対抗心を燃やしていますが、何故かRADIOHEADだけは神と崇めているようです。
 

フェス中毒

フジロックに行くことによって、発病するケースが多いようです。
ライブを観るというよりも、フェスに行くこと自体が目的となってしまいます。
 

フジの病

フェス中毒に掛かってしまった人たちの一部が陥ってしまう完治するのが難しいとされている病気です。
禁断症状によりあらゆるフェスに行くも結局「フジロックが最高だ!」というのを実感しています。むしろそれを実感するがために参加している様子です。
必要以上にサマソニ批判をしますが、文句を言いつつ、毎年参加しています。むしろ文句を言いたいがために参加している様子です。


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