90年代ヴィジュアル系ロック考察


90年代を代表するヴィジュアル系には欠かすことの出来ないバンド/アーティストをあまり触れることない視点からまとめてみたいと思います。
個人的な独断と偏見の史観ですので、ご了承ください。異論は認める。

BOØWY

ヴィジュアル系、J-Rock界の始祖カリスマ


80年代のバンドだけど、決して避けては通れないバンドなので触れておきましょう。
当時のバンドと言えば、ツッパリ、パンク、長髪振り乱してハイトーンを雄叫ぶハードロック、はたまた80年代に普及したニューロマンティック/ニューウェーブなんていうインテリであるとか。
そんな中でスタイリッシュに硬派でシンプルな8ビートを決めて、歌謡界に殴り込んだという。

「うさん臭い西城秀樹」と言われながら、愛だの、恋だの、友情だの、そんな面倒くさい歌はどうでも良いと言わんばかりの意味不明なデタラメ横文字日本語英語と、ロックと言えばスタンドマイクだろ、という概念を見事に打ち崩したヒムロック。
エレキギターはディストーションで速弾き!という80年代テクカル至上主義を一切無視した布袋のクリーントーンカッティングギター。ギターに馴染みが無い人だって口ずさむことの出来るギターソロなんていうね。
奇妙キテレツな布袋ステップも去ることながら、ボーカル&ギターの絡み、というのも腐女子心を揺さぶったに違いない。

ロックでもパンクでもないハードロックでもない、新しい歌謡曲ロック(のちのJ-ROCK)を日本全国に広めたわけで。
中高生男子たちが掃除の時間にほうき持って踊りまくる現象が広がったのは言うまでもない。

BUCK-TICK

ゴシックの雄


髪を逆立てた強烈なルックスでデビューしたわけで。みんなこぞってダイエースプレー探しに行ったことか。割とすぐに生産中止になりましたが。(オゾン層破壊

でも、何といっても彼らの真骨頂は紛れもなく『惡の華』以降。
真っ黒な出で立ちにダークでデカダンスの世界観。一般的な「V系=黒服」というイメージを樹立させたのは紛れもなく彼ら。

まぁ、この前に色々あったわkで(以下規制削除
1年後には声高らかに「じょうzい噛み砕いてぇ♪」なんていう放送禁止自爆ネタを歌ってるんだから、見上げたものである。
10年くらい前までは「BUCK-TICKってヴィジュアル系だろ?」というと絶対に怒るファンがいたものだが、今やブームにのって「BUCK-TICKはヴィジュアル界の始祖」気取りな変わり身の早いファンは関心する。

「ガデムモーター超フル回転」なんていうフザけた歌詞を歌っても様になってしまう、絵に描いたような美男子・櫻井敦司もさることながら、宇宙人?はたまたロボット今井寿のギター然としないエフェクティブなギターは「ノイズ」という後年に続く音楽的中二病患者をどのくらい育てのだろうか。
そして当時はバカ高かったギターシンセなんてものを何人の中高生に買わせていったのだろう。

メンバーが(というより今井が)現在興味のあるジャンルを演るという、ファンを一切無視した前衛的音楽を毎回吸収する姿勢は結果、ファンの耳を肥えさせ、メインストリームからは忘れ去られながらも、もうどんな音楽やっても”BUCK-TICKはBUCK-TICKなんだ”という、多くのツンドラ信者を洗脳することによって今尚、人気など落ちるはずもなく王者の風格を漂わせている。
B-Tファンは洋邦問わず、音楽の振り幅が広い、ついでにバッシングにも討たれ強い、と言われた所以でもある。

X JAPAN

天下無敵の破壊の美学


ジャパメタを基調としながら、大袈裟過ぎるオーケストラアレンジを入れてくる楽曲もさることながら、フロントマンであるボーカリストよりも、花形であるギタリストでもなく、ドラマーが神懸かり級の人気を誇るバンドというのは世界中探してみてもこのバンドだけだろう。

技術云々ではなく、如何に自分をかっこよく魅せることだけに徹しいているYOSHIKIの美学はヴィジュアル系、いや、アーティスト、ロックスターとしての鑑でしょうな。
決して大衆向けな音楽、万人受けするルックスではないはずなのに、テレビに出ることがカッコ悪いと言われていたバンド界の中で率先して出演しまくり、老若男女問わず、音楽はよく解らないけど、”X JAPAN” という名前だけは知っている、という状況を作ってしまったという。
そしてそしてNHKも自民党をも味方につけて、最終的には天皇陛下にまで楽曲を捧げてしまうなんて、とんでもない宣伝ビジネス戦略。

音源がいつまでたっても出なかったり、スケジュールがドタキャンになろうが、ライブを途中で中断しようが、そもそもワンマン7曲とか、、、全てを放棄して帰ってしまおうが、、、
何やってもX (というか、全部YOSHIKI) だからしょうがないと納得せざるを得ないというか、寧ろそれを期待してしまっているような、、、完全に我々の負けです、、、ハイ。

hide

難易度の高い洋楽を反芻したエンターティナー


ギタリストであるのに、アーティストとしての評価の方が高い。
ファッションやライブにおける演出など、音楽とそれに付随するもの全てをプロデュースするのに長けていたわけで。
何よりも90年代当時、まだまだ日本に馴染みの薄かったインダストリアル/デジロックをいち早く取り入れ、自分流のポップスにすることにより、洋楽のカッコ良さを解りやすく我々に教えてくれました。
同期モノのサンプリング、ProToolsなど、今や当たり前になっているコンピューター主体の音楽にいち早く取り入れ、DTM/デジタルロックの主軸を作った人でもある。
その代償として、音作りに没頭してしまい、後で編集すればいいや、という技術のないアーティストを育ててしまった、という責任もある。

日本では、ほぼ無名に近かったNINE INCH NAILSをことあるごとにフェイバリットとしてあげていたのが印象的。NINとMARILYN MANSONの日本における人気の礎はこの人の影響力だと思っている。
そして、ギターに落書きするのを広めた人。何人のアマチュアギタリストが無謀なペイントをしすぎて、ギターをダメにしてしまったのだろう、、、

LUNA SEA

新たなツインギターを提唱


ツインギターといえば、昔からハモるか、もしくはリードとバッキングという分担が常套句。
SUGIZOとINORANの割り振りというのは、流れるオブリガートとアルペジオという2本の織りなす旋律が楽曲の重要な要素。
Xのコピーをやるときって、ギター1人でもなんとかなるけど、LUNA SEAのコピーは絶対に2人いないとダメ。

そして『ROSIER』なんていう新たなヴィジュアル系楽曲のスタイルを提唱した功績は大きい。
3分から4分の楽曲が主流の90年代で、バラードでもない5分半の曲っていうのは珍しかった。(「MOTHER」「I for you」とほぼ同じ尺)
その楽曲の長さを感じさせない疾走感と展開は特筆(間奏のセリフは長いけど

初心者向けのギター雑誌でフランク・ザッパだの、マイルス・デイビスだの、一般のミュージシャンとは全く違う路線を薦めていたSUGIZOのつかみどころのない、やたらマニアックで偏差値の高そうな音楽性を当時、どれだけのファンが理解していたのかは未だに疑問符が残るところ。

L’Arc~en~Ciel

V系に神秘的な透明感をもたらせた


黒服、ダーク路線が主流だったヴィジュアル界に新しく白や透明感という息吹を持ち込んだ。
ゴスが主流だったメイクもラルク登場以降にぐっと、女性的なメイクなバンドが増えた
そのおかげでV-Rock界における顔面偏差値と化粧技術は格段に上がった。下ネタレベルも上がった。(その分平均身長は下がったけど

ルート弾き主流だったベースラインに革命をもたらしたのも紛れもなくこのバンド。
初期曲の方がクオリティは高いイメージだが、『True』以降の解りやすさに徹してるんだけど、よくよく聴くと実はマニアック要素を詰め込んでいるのは流石としか思えない。
売れ線路線としてリスナー媚を売っているようで、ちゃんと信念を貫いているのだな、と。

GLAY

ロックバンドであることを捨てたバンド


上の言い方だと、誤解があるのかもしれないけど(褒め言葉だよ
LUNA SEAにしてもラルクにしても、バンドから連想される”サウンド”があるもの。
しかしGLAYから連想されるのは“サウンド”ではなく”歌と楽曲”
これが別にバンドとしてのプライドを捨てたとかそういった意味ではなく、寧ろ、楽曲/歌で勝負したいという彼ら(というかTAKURO)の意志なのでしょう。

何でも自分たちだけで完結させたがるアーティスト(自己プロデュースとか)が多い中、外部プロデューサーを迎え、きっちり完成度の高い作品作りを目指している。
結果、ここに出ているバンドの中でダントツのCDセールスとライブ動員力を持っている。

黒夢

永遠の中二病ロックスター


首を吊っていたインディーズ時代、
メジャーデビューしたからには売れるためには何だってやる、
人気が不動のものになったら、過去を否定してパンクスになる、
根性焼き入れまくってたと思ったら、また化粧しだした、
正直何がやりたいのか全く解らない再結成、、、

言ってることが毎回違おうが、やってることがメチャクチャだろうが、ライブでキメるところはキメる、
もう全てにおいて中二病ロッカーの王者であることは間違いないでしょう。

THE MAD CAPUSLE MARKET’S

ヘヴィロックのいにしえ


このバンドをここに並べることに違和感を感じる人もいるかな。
でもリアルタイムにに上記バンドを通って来た人には絶対に避けては通れない分岐点のバンド。
あくまで石垣愛在籍の” THE MAD CAPSULE MARKEAT’S (カンマ入り) ”時代です。

元々B-Tの今井氏やhide氏がことあるごとにMADの名前を挙げていて、ことhideに関しては支援組織(ファンクラブ)にも入会してたくらいだから筋金入り、というかただのファンか。
その経緯もあって、hide, B-T流れのバンギャさんと昔からの気合い入ったPUNKSがライブ会場でケンカになる、なんてこともよくありました。
この後にミクスチャーブームが来るんだけど、このMADを境にヘヴィロックに流れる人が増えた、ていうね。ベース人口も増えた。=ギターアンプにベース突っ込んで、ギシギシに歪ませてスタジオのスピーカー飛ばしたベーシストも増えた。
自分の周りにもMADの影響で脱V系してミクスチャーロックに走ったバンドマンがどれほどいたことか。
特筆すべきはどんなヘヴィな楽曲でも何でも必ずキャッチーなメロがどこかしらに入っていること。

以上な感じです。
まぁ、まだまだここに上げていないバンドもあるけど、
細かく書いてるとキリがないので、また折りが合ったら。

散々書きなぐっておいて、最後は別にまとめもオチもありません。
自己満足です。

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90年代ヴィジュアル系ロック考察


90年代を代表するヴィジュアル系には欠かすことの出来ないバンド/アーティストをあまり触れることない視点からまとめてみたいと思います。
個人的な独断と偏見の史観ですので、ご了承ください。異論は認める。

BOØWY

ヴィジュアル系、J-Rock界の始祖カリスマ


80年代のバンドだけど、決して避けては通れないバンドなので触れておきましょう。
当時のバンドと言えば、ツッパリ、パンク、長髪振り乱してハイトーンを雄叫ぶハードロック、はたまた80年代に普及したニューロマンティック/ニューウェーブなんていうインテリであるとか。
そんな中でスタイリッシュに硬派でシンプルな8ビートを決めて、歌謡界に殴り込んだという。

「うさん臭い西城秀樹」と言われながら、愛だの、恋だの、友情だの、そんな面倒くさい歌はどうでも良いと言わんばかりの意味不明なデタラメ横文字日本語英語と、ロックと言えばスタンドマイクだろ、という概念を見事に打ち崩したヒムロック。
エレキギターはディストーションで速弾き!という80年代テクカル至上主義を一切無視した布袋のクリーントーンカッティングギター。ギターに馴染みが無い人だって口ずさむことの出来るギターソロなんていうね。
奇妙キテレツな布袋ステップも去ることながら、ボーカル&ギターの絡み、というのも腐女子心を揺さぶったに違いない。

ロックでもパンクでもないハードロックでもない、新しい歌謡曲ロック(のちのJ-ROCK)を日本全国に広めたわけで。
中高生男子たちが掃除の時間にほうき持って踊りまくる現象が広がったのは言うまでもない。

BUCK-TICK

ゴシックの雄


髪を逆立てた強烈なルックスでデビューしたわけで。みんなこぞってダイエースプレー探しに行ったことか。割とすぐに生産中止になりましたが。(オゾン層破壊

でも、何といっても彼らの真骨頂は紛れもなく『惡の華』以降。
真っ黒な出で立ちにダークでデカダンスの世界観。一般的な「V系=黒服」というイメージを樹立させたのは紛れもなく彼ら。

まぁ、この前に色々あったわkで(以下規制削除
1年後には声高らかに「じょうzい噛み砕いてぇ♪」なんていう放送禁止自爆ネタを歌ってるんだから、見上げたものである。
10年くらい前までは「BUCK-TICKってヴィジュアル系だろ?」というと絶対に怒るファンがいたものだが、今やブームにのって「BUCK-TICKはヴィジュアル界の始祖」気取りな変わり身の早いファンは関心する。

「ガデムモーター超フル回転」なんていうフザけた歌詞を歌っても様になってしまう、絵に描いたような美男子・櫻井敦司もさることながら、宇宙人?はたまたロボット今井寿のギター然としないエフェクティブなギターは「ノイズ」という後年に続く音楽的中二病患者をどのくらい育てのだろうか。
そして当時はバカ高かったギターシンセなんてものを何人の中高生に買わせていったのだろう。

メンバーが(というより今井が)現在興味のあるジャンルを演るという、ファンを一切無視した前衛的音楽を毎回吸収する姿勢は結果、ファンの耳を肥えさせ、メインストリームからは忘れ去られながらも、もうどんな音楽やっても”BUCK-TICKはBUCK-TICKなんだ”という、多くのツンドラ信者を洗脳することによって今尚、人気など落ちるはずもなく王者の風格を漂わせている。
B-Tファンは洋邦問わず、音楽の振り幅が広い、ついでにバッシングにも討たれ強い、と言われた所以でもある。

X JAPAN

天下無敵の破壊の美学


ジャパメタを基調としながら、大袈裟過ぎるオーケストラアレンジを入れてくる楽曲もさることながら、フロントマンであるボーカリストよりも、花形であるギタリストでもなく、ドラマーが神懸かり級の人気を誇るバンドというのは世界中探してみてもこのバンドだけだろう。

技術云々ではなく、如何に自分をかっこよく魅せることだけに徹しいているYOSHIKIの美学はヴィジュアル系、いや、アーティスト、ロックスターとしての鑑でしょうな。
決して大衆向けな音楽、万人受けするルックスではないはずなのに、テレビに出ることがカッコ悪いと言われていたバンド界の中で率先して出演しまくり、老若男女問わず、音楽はよく解らないけど、”X JAPAN” という名前だけは知っている、という状況を作ってしまったという。
そしてそしてNHKも自民党をも味方につけて、最終的には天皇陛下にまで楽曲を捧げてしまうなんて、とんでもない宣伝ビジネス戦略。

音源がいつまでたっても出なかったり、スケジュールがドタキャンになろうが、ライブを途中で中断しようが、そもそもワンマン7曲とか、、、全てを放棄して帰ってしまおうが、、、
何やってもX (というか、全部YOSHIKI) だからしょうがないと納得せざるを得ないというか、寧ろそれを期待してしまっているような、、、完全に我々の負けです、、、ハイ。

hide

難易度の高い洋楽を反芻したエンターティナー


ギタリストであるのに、アーティストとしての評価の方が高い。
ファッションやライブにおける演出など、音楽とそれに付随するもの全てをプロデュースするのに長けていたわけで。
何よりも90年代当時、まだまだ日本に馴染みの薄かったインダストリアル/デジロックをいち早く取り入れ、自分流のポップスにすることにより、洋楽のカッコ良さを解りやすく我々に教えてくれました。
同期モノのサンプリング、ProToolsなど、今や当たり前になっているコンピューター主体の音楽にいち早く取り入れ、DTM/デジタルロックの主軸を作った人でもある。
その代償として、音作りに没頭してしまい、後で編集すればいいや、という技術のないアーティストを育ててしまった、という責任もある。

日本では、ほぼ無名に近かったNINE INCH NAILSをことあるごとにフェイバリットとしてあげていたのが印象的。NINとMARILYN MANSONの日本における人気の礎はこの人の影響力だと思っている。
そして、ギターに落書きするのを広めた人。何人のアマチュアギタリストが無謀なペイントをしすぎて、ギターをダメにしてしまったのだろう、、、

LUNA SEA

新たなツインギターを提唱


ツインギターといえば、昔からハモるか、もしくはリードとバッキングという分担が常套句。
SUGIZOとINORANの割り振りというのは、流れるオブリガートとアルペジオという2本の織りなす旋律が楽曲の重要な要素。
Xのコピーをやるときって、ギター1人でもなんとかなるけど、LUNA SEAのコピーは絶対に2人いないとダメ。

そして『ROSIER』なんていう新たなヴィジュアル系楽曲のスタイルを提唱した功績は大きい。
3分から4分の楽曲が主流の90年代で、バラードでもない5分半の曲っていうのは珍しかった。(「MOTHER」「I for you」とほぼ同じ尺)
その楽曲の長さを感じさせない疾走感と展開は特筆(間奏のセリフは長いけど

初心者向けのギター雑誌でフランク・ザッパだの、マイルス・デイビスだの、一般のミュージシャンとは全く違う路線を薦めていたSUGIZOのつかみどころのない、やたらマニアックで偏差値の高そうな音楽性を当時、どれだけのファンが理解していたのかは未だに疑問符が残るところ。

L’Arc~en~Ciel

V系に神秘的な透明感をもたらせた


黒服、ダーク路線が主流だったヴィジュアル界に新しく白や透明感という息吹を持ち込んだ。
ゴスが主流だったメイクもラルク登場以降にぐっと、女性的なメイクなバンドが増えた
そのおかげでV-Rock界における顔面偏差値と化粧技術は格段に上がった。下ネタレベルも上がった。(その分平均身長は下がったけど

ルート弾き主流だったベースラインに革命をもたらしたのも紛れもなくこのバンド。
初期曲の方がクオリティは高いイメージだが、『True』以降の解りやすさに徹してるんだけど、よくよく聴くと実はマニアック要素を詰め込んでいるのは流石としか思えない。
売れ線路線としてリスナー媚を売っているようで、ちゃんと信念を貫いているのだな、と。

GLAY

ロックバンドであることを捨てたバンド


上の言い方だと、誤解があるのかもしれないけど(褒め言葉だよ
LUNA SEAにしてもラルクにしても、バンドから連想される”サウンド”があるもの。
しかしGLAYから連想されるのは“サウンド”ではなく”歌と楽曲”
これが別にバンドとしてのプライドを捨てたとかそういった意味ではなく、寧ろ、楽曲/歌で勝負したいという彼ら(というかTAKURO)の意志なのでしょう。

何でも自分たちだけで完結させたがるアーティスト(自己プロデュースとか)が多い中、外部プロデューサーを迎え、きっちり完成度の高い作品作りを目指している。
結果、ここに出ているバンドの中でダントツのCDセールスとライブ動員力を持っている。

黒夢

永遠の中二病ロックスター


首を吊っていたインディーズ時代、
メジャーデビューしたからには売れるためには何だってやる、
人気が不動のものになったら、過去を否定してパンクスになる、
根性焼き入れまくってたと思ったら、また化粧しだした、
正直何がやりたいのか全く解らない再結成、、、

言ってることが毎回違おうが、やってることがメチャクチャだろうが、ライブでキメるところはキメる、
もう全てにおいて中二病ロッカーの王者であることは間違いないでしょう。

THE MAD CAPUSLE MARKET’S

ヘヴィロックのいにしえ


このバンドをここに並べることに違和感を感じる人もいるかな。
でもリアルタイムにに上記バンドを通って来た人には絶対に避けては通れない分岐点のバンド。
あくまで石垣愛在籍の” THE MAD CAPSULE MARKEAT’S (カンマ入り) ”時代です。

元々B-Tの今井氏やhide氏がことあるごとにMADの名前を挙げていて、ことhideに関しては支援組織(ファンクラブ)にも入会してたくらいだから筋金入り、というかただのファンか。
その経緯もあって、hide, B-T流れのバンギャさんと昔からの気合い入ったPUNKSがライブ会場でケンカになる、なんてこともよくありました。
この後にミクスチャーブームが来るんだけど、このMADを境にヘヴィロックに流れる人が増えた、ていうね。ベース人口も増えた。=ギターアンプにベース突っ込んで、ギシギシに歪ませてスタジオのスピーカー飛ばしたベーシストも増えた。
自分の周りにもMADの影響で脱V系してミクスチャーロックに走ったバンドマンがどれほどいたことか。
特筆すべきはどんなヘヴィな楽曲でも何でも必ずキャッチーなメロがどこかしらに入っていること。

以上な感じです。
まぁ、まだまだここに上げていないバンドもあるけど、
細かく書いてるとキリがないので、また折りが合ったら。

散々書きなぐっておいて、最後は別にまとめもオチもありません。
自己満足です。

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