スティーヴ・ジョブズが旅立ってしまった。
初めて手にしたMacがPerformaで、以来ずっとMacユーザー
インターフェイスと斬新なデザイン含め、すべてに惚れ込んできた。
未だにiPhoneを初め他社製品を使う気にはなれない。
Macは後ろ姿も美しい。
全体的なフォルムを含め、背面や内部基盤など見えないところにも洗練されている。
ジョブズが居なくなってアップルはどうなるのか?
日本を代表するインダストリアルデザイナー山中俊治氏がこう言っている。

まさにその通りだと思う。
アップル社と似たような企業がアメリカにある。
ギターブランドであるフェンダー社。
フェンダーを救った男、ビル・シュルツはこう言った
「FenderのライバルはGibsonではない、Nintendoだ」
創始者であるレオ・フェンダーは1950年、従来の常識を覆すソリッド・エレキギター”ブロードキャスター”を発表。
独創性のある斬新なデザインと機能性豊かなエレキギター。
今なお、世界のスタンダードと呼ばれるこのエレキギターの形はレオ・フェンダーによるもの。
しかし、そのフェンダーも1965年にCBS社に売却。
その後は新体制導入による、従来の経営者・技術者の退社、大量生産による品質の低下、経営が危ぶまれる事態に陥る。
今では信じられないかもしれないが、70年代〜80年代には「フェンダーは過去の遺物」的に見られていた時代がある。
1985年、CBS社の楽器事業撤退により、最高責任者ビル・シュルツの就任、
その後はレオ・フェンダーの意思を受け継ぎ、カスタムショップを始めとする高品質な製品を発表、ヴィンテージギターブームと共に、エレキギターブランドの最高峰として返り咲く。
そう、これは1976年にスティーブ・ジョブズが”Apple l”を発表、1984年にジョブズが退いたのちに低迷期を迎え、
1998年”iMac”の発表と共に復活を遂げたアップルとやはり似ている境遇のような気がしてならない。
ビル・シュルツは2006年、他界している。
レオ・フェンダー、ビル・シュルツ、2人の偉大なる魂は今なお、フェンダーに受け継がれている。
フェンダーに勤めるビルダーはこう言っている。
CBSはフェンダーに対して2つだけ、良いことをした。
1つはテレキャスター・シンラインを作ったこと、
そしてもう1つはビル・シュルツにフェンダーを売ったことだ。
1つはテレキャスター・シンラインを作ったこと、
そしてもう1つはビル・シュルツにフェンダーを売ったことだ。
偉大なるブランドにはそれを誰よりも愛するスタッフがいるものだ。





