今年は大豊作の年でした。
特に下半期は私の大好物であります、女性SSWの皆さま方の新作ラッシュ!


Björk(ビョーク)、Fiest(ファイスト)、Florence + the Machine(フローレンス・アンド・ザ・マシーン)
先日発売されたばかりのEmilie Simon(エミリー・シモン)
しかもそれが悉く名盤揃い、どの歌姫様たちも期待以上の名盤を届けて頂きました。
上記の人たちに共通することは妖艶且つ、鬼才と呼ばれているところでしょうか。
SSW(シンガーソングライター)って日本の音楽シーンでは自作曲をピアノやギターを弾き語りスタイルという印象が強いですが、海外だと上記の人のように、ギター、ピアノのみならず、他弦楽器、管楽器や打ち込みまでこなしてしまうスタイルが非常に増えてきてる。しかも妖しい魅力が満載でございます。
日本人だとまだまだこのスタイルで有名な人いないですね。(メンヘラや鬱ロックとは違います)
私と同じこういう“妖艶魔女系SSW”好きな人、多いと思いますが。
そんな中、2011年妖艶魔女系SSWマイベストな2枚を。
Zola Jesus『Conatus』
Souterrain Transmissions (2011-09-26)
売り上げランキング: 170654
現在のゴシック・シーンの最重要人物と呼ばれる、Nika Roza Danilova(ニカ・ローザ・ダニロワ) によるソロ・プロジェクト、Zola Jesus(ゾーラ・ジーザス)
2011年の名盤の一つ、M83『Hurry Up We’re Dreaming』にも参加していますが、彼女の3作目となるアルバム『Conatus(コナトゥス)』
ダーク・シンセ・エレクトロと言われる彼女を説明するときには
子供の頃から猟師であった父親と共に狩に出かけ、
獣や鳥の死をまじまじと隣り合わせで育ってきた、、、
なんていう、□ッキング・オン・ジャパンの2万字トラウマインタビューばりのバイオグラフィーがあるのだけれど、今作ではそんな陰鬱イメージから一皮剥けた、珍しく白を基調としたジャケットも印象的ですが、内容的にも暗を踏みながらもどことなく内より外に向けたパワーを感じます。
前作まではどこなく、一枚膜が貼ったようなローファイ感が印象的だったのですが、今作ではその膜が取り払われ、全体像がくっきりしている。
エレクトロアレンジや、チェロ、バイオリン、ヴィオラなど、多彩なマルチプレイヤーっぷりを発揮し、サウンドの広がりをも魅せたアルバムに仕上がっています。
とはいいつつ、今作4曲目のタイトル『Hikikomori』ですからね。結局それかよ!
うん、”Wota”や”Moe”が世界共通語になってるのは知っていたけど、”Hikikomori”も英語圏で通じるのか、、、wikiにもあったし。
イントネーション的には“Mement mori”的な感じでよろしいんでしょうかね?意味も大きくとれば大体同じ(ヲイ
MVを始めとする、ヴィジュアルワークも素晴らしいけど、やっぱり彼女は歌声でしょう。
このKEXPスタジオセッション、彼女の歌に秘めた力が良く解ります。
Zola Jesus – Sea Talk (Live on KEXP)

幼い頃よりオペラ(声楽)を学んできただけあって、声量と迫力は圧巻。
これでまだ22歳ですから。今後どうなるんでしょうか?。。。
Zola Jesus
Official >> zolajesus.com
MySpace >> myspace.com/zolajesus
St. Vincent『Strange Mercy』
4ad / Ada (2011-09-13)
売り上げランキング: 3260
St. Vincent(セイント・ヴィンセント)の3枚目となる『Strange Mercy(ストレンジ・マーシー)』
魔女系と言っておきながら、聖女じゃないか!ものは言いようです、ハイ。ここ1年くらいでヴィジュアルが魔女化してきてるし。
過去最高傑作。個人的2011年ベストアルバム、文句なしのナンバー・ワン。変な4AD臭さが無くなったし(ヲイ
才能が爆発どころか、超新星爆発おこしてブラックホールになった、ダークサイド。
ケイト・ブッシュやビョークあたりと比較されることも多いけど、個人的にはエミリー・シモンあたりと共通する匂いを感じる。前者は生まれながらの天才と言いましょうか、本能の赴くままというイメージだけど、エミリーやこの人の場合、努力で開花した才能、もの凄い勉強してるんだろうなぁ、という。
元々ソングライティングセンスはかなりの定評がありましたが、シンセの音色やビートの刻みのテクスチャによるバロック音楽とゴシック建築のようなサウンド構築美、そして何よりもギタリストとしての凄みも増しました。
ジミヘンばりの野太く、思い切りの良い豪快なプレイとザッパ風味の一筋縄で行かないフレーズ。
アバンギャルドなんだけど、それでは形容しがたいクールでシュールなプレイ。テクニックを見せびらかすタイプではないけど、相当上手い。ちゃんと基礎があるからこそ奏でることの出来る変態プレイといいましょうか。
100人のギタリストが居たら全員が全員弾きにくいギターと答えるであろうHarmony H-14 Bobkatを巧みに操る姿は圧巻ですね。
よくこんなフレーズ歌いながら弾けるものだと。
St Vincent 4AD Session

この世界観、ここ一年くらいでどんどんダークになって行ってます(いいぞ、もっとやれ!
もうね、来年の来日公演考えるだけでゾクゾクします。
St. Vincent
Official >> ilovestvincent.com
関連する記事
- Songe d’une nuit du Sabbat
- 相変わらず女性ヴォーカル大好きです
- 秋の夜長にちょっとアコギなイイ女
- 魅惑の“妖精系Female Vocal”篇【2011年MyBest】
- ひねくれ良質ポップ
タグ: Female Vocal, SSW, US, 魔女








