Blood Red ShoesからBerryzまで 海外〜Jアイドル “Kawaii” MV

女の子が「カワイイ!」と発する感覚って広すぎてよく解らなくってきている現状もありますが、元々言葉表現の難しい日本語を世界規模で説明するとなると相当大変だろうなと思います。

男性と女性だと感性が違うこともよくあって。同じ同性に憧れるでも勝手が違ったり。女性のほうが目上の同性に憧れたり年下を可愛いと思う感性は優れてるというか、自然。本能的な母性の部分なのでしょうか。男は同性の年上に憧れることは多いけど、年下にはねぇ、、、
同じ女性を見る目でも明らかに男性・女性の感性の差は出ることが多いかと。所謂男受け/女受けの話。勿論個人差はあるけど、あくまで一般論、目線から明らかに男受けは悪いんだろうなと思うような、女性ヴォーカル(アイドル含む)のMVを集めて見ました。逆に言えば、同性に好かれる(憧れられる)タイプ。

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Grimes – Genesis




カナダのサブカル宅録少女、Grimes(グライムス)こと、クレア・バウチャーさん(24歳)の最新アルバム『Visions』からの新MV。

この子の感性・ビジュアルセンス「解らない人は置いていくよ、私は好きなことやってればいいんだから」という姿勢が相変わらず過ぎる、、、勿論自らの監督作品。
シュールというかこういう映像作品は深読みすると負けだと思うので。まぁ、あまり深く考えずに見て好きか嫌いかは判断してください。私は、、、大好きです。公開2週間で200万再生超えてるのか、注目浴びてるな。サマソニの反応見たりしてると玄人受けだったり日本ではやっぱり好みが別れるようですね。

それにしても鈴木えみがインタビューしていてビックリした。
えみちぃは昔から大好きでブログもよく見てるんだけど、ガーリーながらも、Macマニアだったり、紹介する音楽や写真集などがさりげなくマニアックなイイトコついてくるので、この子の女子力の高さから垣間みるしたたかさはやはり凄い。

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Blood Red Shoes – In Time To Voices




「痛い」「血」が嫌いな人は最後部閲覧注意

Blood Red Shoes『In Time to Voices』からの新MVです。BRSは美形美少女ローラ・メアリー・カーターが容姿に似合わず爆音ギターを書き鳴らすのが売りでもあるわけですが、今回は演奏シーン一切なし。皆さんの期待を裏切る内容ですね、わかります。

BRSはシネマ調のビデオが多い気がしますが、今回もそんな感じ。本人たちが相当気に入ってるというらしいので、つか、マッチョ男と腕相撲してるだけかよっ!
「最終的にはローラたん踏んでくれっ!」っていうことですね、わかります。
血だらけの靴で、BLOOD RED SHOESということですね、わかります。バンド名の由来は血にまみれたトウ・シューズだったけど。

何か男って、目がパッチリな女性が好きな割にアイメイクがキツイとダメなようで。こういう目の周りを黒くするのは言語同断だとか。なんでだろ、私は大好きなんですけどね。

Blood Red Shoes
WEBSITE FACEBOOK
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SCANDAL 『ピンヒールサーファー』




え、まさかBLOOD RED SHOESからのピンヒール繋がりってことですか?!

ハイウエスト強調衣装とHARUNAのウエストの薄さ(細さ)にグっときました(ヲイ
上2つに比べ、同じシュールでも日本人が作るとこういうしつこくなります。突っ込みどころが色々あるのはとりあえず置いておいて、大袈裟なダンスでも振りでもないんだけど、ダンススキルの高さが伺える。手首とか指先とか細かいところまでイチイチ綺麗です。流石ダンススクール出身といったところでしょうか。

『HARUKA』MVを見たときにSCANDALのダンスをもっと観たいと思ったんですよ。「SCANDALはアイドルじゃない、ロックだ」なんて言う人も居るんでしょうが、ライブ見ればそこいらのバンドに決して負けていないのは一目瞭然なんで、見る人がどう捉えるかでいいんじゃないかと。当人・マネジメントサイドもその辺は曖昧にしてるようだし、「ガールズバンド」とは言っても「ロックバンド」とは言ってない気がする。V系界隈では「ヴィジュアル系バンド」はNGで「ヴィジュアル系ロックバンド」と表記しなければならないバンドがいることもよくある話で。それはちょっと違うか。

この子たちは、楽器構えたときのネックの角度、脚の重心の掛け方とか、ストロークしたときの右手の軌道とか、マイクにがっついたときの首の角度から来る前髪の目の掛かり方であるとか、そういう見え方を相当研究しているなと思ってるんだけど。この3:39〜あたりのドラムシーン見てショットに合わせた髪の乱れ方、首をこっちにどのくらい振れば髪の毛がこっちに跳ねるみたいな部分が完璧までに計算されているようで恐ろしいわー。この辺はBOØWY世代で楽器始めた30代は部屋で姿見前にアクションの練習しまくってたけど、最近の若いミュージシャンはそういうことしてないんだろうなと感じるので、こういう魅せ方は見習って欲しい部分でもあります。

MVに色々気が取られがちだけど、フツーにイイ曲ですねぇ。トライセラの和田唱プロデュースということで、茶々入れギターリフなんか如何にもっぽいし。パワーコードガシガシで攻めてた頃と違い大分スキルも上がったんだなぁ。

制服系から最近アンシャープマスクをガチガチに掛けたV系風アー写になって「?」なところもあったんだけど、こういう普通のガールズバンドじゃ出来ないことと、普通のアイドルじゃできないこと、という絶妙なバランス感覚は今後も武器にして欲しいなと思っております。

Scandal
WEBSITE
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東京女子流 / Bad Flower -Short ver.-




SCANDALのV系ジャケットからのー、
こりゃ、カッコイイMVキタね!<-Short ver.->と言っておきながら4分30秒ある。
色温度抑えて赤を強調した色彩とか、市松模様、赤カーテン、額縁、トランプだなんて如何にもゴシックというか、V系路線。BUCK-TICK『十三階は月光』、メリー『PEEP SHOW』あたりの世界観といいましょうか。色彩を抑えたアイドルMVと言えば、Buono!『DEEP MIND』がありましたけど、あっちは90年代の質感でこっちは2000年代以降のV路線。
〈ゴシック+アイドル〉というのは非常に興味深いところで。BABYMETALも居るけど、良い意味でコミカルだし、ゴシックよりもゴスロリだし。だからこういう妖艶なゴシックを待っていた!

今から7,8年くらい前にEVANESSENCEの大ヒット以降、女性Vo.ゴシックアーティストのブームみたいな風潮が一部のライブハウスシーンであって。北出菜奈みたないな人も居たんだけど、ああいうゴスロリではなく本家欧州ゴシック。ターゲットは主にヘヴィロックV系好きバンギャルで。(ピンクハウスよりゴルチェ女子)この層は女性Vo.はあまり聴かない風潮があったり、男に媚びてる女は嫌われる。可愛さを武器にしているようなアイドルなんて持っての他。まぁ、時代が時代だったからというのもあったけど。だから肌の露出は厳禁、ケイティ・ジェーン・ガーサイドみたいな下着!露出!エロス!みたいなセックスアピールは支持されるんだけど、ミニスカはダメとか。だからそういうゴス女性アーティストは長袖・ロングスカートがデフォで、まさにこの女子流みたいな衣装。ちょっと懐かしくなりました。

衣装といい、フラメンコチックなヒラヒラダンス含め、かなり個人的にはツボなんですが、賛否両論でしょうね。アルバム『Limited addiction』はここまでアイドルの可愛い要素を排除して大丈夫なのかとも思ったんですけど。とは言え、今回もそれっぽいMVにも関わらずメイクがいつも通りなのは狙いというかかこのグループの売りであるギャップなんでしょうかね、それこそ目の回り黒くしたわー。まぁ、いつもMVは硬派にキメてるけどライブ見るとやはり年相応の女の子なんだなとも思うわけで。

V系っぽいなんて言ったけど、ギターリフもそれっぽかったり。でもあまりゴリ押ししてないところが女子流の拘りを感じます。これでギターもドンシャリでダブルで重ねてたらまんまだし。松井+是永ワークスと言う感じですね。林田健司作曲か、思えば今のアイドル界隈における“楽曲派”みたいな風潮って林田氏がSMAPあたりをやりだした頃からその風潮が出来てきた気がしますが。

年末には武道館もあるし、それに向けて色々と動きが面白くなってきました。
そう言えば先日どこぞのアイドルグループが武道館、なんて書いたけどあの空き平日に無理矢理突っ込んだ様子含め、女子流より先に武道館やっちゃえってことですか、わかりません。そうか、ここ最近のアイドルグループでは武道館ワンマン一番乗りになr(おや、だれかきたようだ

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Berryz工房 『Loving you Too much』 (MV)




女子流とは打って変わって思いっきり青文字系MV。このグループの新たな活路を見いだした作品だと思います。

質感のホワイトバランスも真逆の方向で、蛍光色の衣装とチークを強調したメイクと暖色系のオーガニックな店内背景で絶妙なコントラストをつけてる。蛍光色なんて昔はサイバーファッションなんて言われてましたけど、NYあたりではアクセントとしてネオンカラーとしてここ数年で盛り上がってきてます。

シングルのC/W曲だし、発売後何らかの理由で急遽MVを作ることになったと思われ、ハロプロ通常MVとは違った路線。いつものビデオ班ではなくグループに近い制作チームによって作られたのかな。その分予算も通常より掛かってないと見受けられるけど、完全にセンスの勝利と言う感じ。一眼レフを主として撮影されたようで、最近はそういうMV増えました。全編iPhoneとかね。大掛かりなセットやロケでもない限り、一眼レフのほうが小さくて色々機動性高いし色々手軽な部分もある。

Berryzとしてもハロプロとしても他アイドル全体として見てももかなり異質なMVであると思うんだけど、それでいて各メンバーのキャラ立ちやグループとしてのらしさを思う存分に堪能できるというか。MVとしての出来はかなり高いんじゃないでしょうか、アイドルのMVというよりもMTVで流れてもおかしくないと思います。

あと、これ衣装・メイクの部分でかなりメンバーの意見が入ってる気がする。当たり前だけどアイドルを売り出すときには男目線になるわけだけど、男目線だと絶対にこうはならないからねぇ。まぁ、このグループに関してはある意味、メンバーが普段から男受けをあまり気にしてない風潮もあるので、それが良い方向に出たというか、シングルじゃないから好きにやらせてもらえたところもあったと思うんだけど。

楽曲はシングル表題曲『cha cha SING』同様、トンチャイ・メーキンタイ『Too Much So Much Very Much』のカヴァーだけど、すげぇー良い曲。原曲よりテンポ上げて、鈴木 Daichi 秀行お得意のホーンアレンジで夏全快の疾走感。ラップ後のお囃子拍子はヤラレたし、個人的には要所要所に入るガムランがいいわー。コレ、さりげないけどこの曲の印象を盛り上げてる。

こういう他アイドルにはない女子力の高さも武器だと思うので。紫アッシュ髪とか紫アッシュ髪とか、、、いっそ、男ヲタ無視して女子受けにシフトしたらひょっとしてひょっとするんじゃないか。ちょっと本気できゃりーぱみゅぱみゅやTommyあたりと一緒に何かやったほうがいいんじゃないかと。とりあえず事務所は早急に菅谷+夏焼をzipperあたりに送り込むことを願います。

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Blood Red ShoesからBerryzまで 海外〜Jアイドル “Kawaii” MV

女の子が「カワイイ!」と発する感覚って広すぎてよく解らなくってきている現状もありますが、元々言葉表現の難しい日本語を世界規模で説明するとなると相当大変だろうなと思います。

男性と女性だと感性が違うこともよくあって。同じ同性に憧れるでも勝手が違ったり。女性のほうが目上の同性に憧れたり年下を可愛いと思う感性は優れてるというか、自然。本能的な母性の部分なのでしょうか。男は同性の年上に憧れることは多いけど、年下にはねぇ、、、
同じ女性を見る目でも明らかに男性・女性の感性の差は出ることが多いかと。所謂男受け/女受けの話。勿論個人差はあるけど、あくまで一般論、目線から明らかに男受けは悪いんだろうなと思うような、女性ヴォーカル(アイドル含む)のMVを集めて見ました。逆に言えば、同性に好かれる(憧れられる)タイプ。

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Grimes – Genesis




カナダのサブカル宅録少女、Grimes(グライムス)こと、クレア・バウチャーさん(24歳)の最新アルバム『Visions』からの新MV。

この子の感性・ビジュアルセンス「解らない人は置いていくよ、私は好きなことやってればいいんだから」という姿勢が相変わらず過ぎる、、、勿論自らの監督作品。
シュールというかこういう映像作品は深読みすると負けだと思うので。まぁ、あまり深く考えずに見て好きか嫌いかは判断してください。私は、、、大好きです。公開2週間で200万再生超えてるのか、注目浴びてるな。サマソニの反応見たりしてると玄人受けだったり日本ではやっぱり好みが別れるようですね。

それにしても鈴木えみがインタビューしていてビックリした。
えみちぃは昔から大好きでブログもよく見てるんだけど、ガーリーながらも、Macマニアだったり、紹介する音楽や写真集などがさりげなくマニアックなイイトコついてくるので、この子の女子力の高さから垣間みるしたたかさはやはり凄い。

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Blood Red Shoes – In Time To Voices




「痛い」「血」が嫌いな人は最後部閲覧注意

Blood Red Shoes『In Time to Voices』からの新MVです。BRSは美形美少女ローラ・メアリー・カーターが容姿に似合わず爆音ギターを書き鳴らすのが売りでもあるわけですが、今回は演奏シーン一切なし。皆さんの期待を裏切る内容ですね、わかります。

BRSはシネマ調のビデオが多い気がしますが、今回もそんな感じ。本人たちが相当気に入ってるというらしいので、つか、マッチョ男と腕相撲してるだけかよっ!
「最終的にはローラたん踏んでくれっ!」っていうことですね、わかります。
血だらけの靴で、BLOOD RED SHOESということですね、わかります。バンド名の由来は血にまみれたトウ・シューズだったけど。

何か男って、目がパッチリな女性が好きな割にアイメイクがキツイとダメなようで。こういう目の周りを黒くするのは言語同断だとか。なんでだろ、私は大好きなんですけどね。

Blood Red Shoes
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SCANDAL 『ピンヒールサーファー』




え、まさかBLOOD RED SHOESからのピンヒール繋がりってことですか?!

ハイウエスト強調衣装とHARUNAのウエストの薄さ(細さ)にグっときました(ヲイ
上2つに比べ、同じシュールでも日本人が作るとこういうしつこくなります。突っ込みどころが色々あるのはとりあえず置いておいて、大袈裟なダンスでも振りでもないんだけど、ダンススキルの高さが伺える。手首とか指先とか細かいところまでイチイチ綺麗です。流石ダンススクール出身といったところでしょうか。

『HARUKA』MVを見たときにSCANDALのダンスをもっと観たいと思ったんですよ。「SCANDALはアイドルじゃない、ロックだ」なんて言う人も居るんでしょうが、ライブ見ればそこいらのバンドに決して負けていないのは一目瞭然なんで、見る人がどう捉えるかでいいんじゃないかと。当人・マネジメントサイドもその辺は曖昧にしてるようだし、「ガールズバンド」とは言っても「ロックバンド」とは言ってない気がする。V系界隈では「ヴィジュアル系バンド」はNGで「ヴィジュアル系ロックバンド」と表記しなければならないバンドがいることもよくある話で。それはちょっと違うか。

この子たちは、楽器構えたときのネックの角度、脚の重心の掛け方とか、ストロークしたときの右手の軌道とか、マイクにがっついたときの首の角度から来る前髪の目の掛かり方であるとか、そういう見え方を相当研究しているなと思ってるんだけど。この3:39〜あたりのドラムシーン見てショットに合わせた髪の乱れ方、首をこっちにどのくらい振れば髪の毛がこっちに跳ねるみたいな部分が完璧までに計算されているようで恐ろしいわー。この辺はBOØWY世代で楽器始めた30代は部屋で姿見前にアクションの練習しまくってたけど、最近の若いミュージシャンはそういうことしてないんだろうなと感じるので、こういう魅せ方は見習って欲しい部分でもあります。

MVに色々気が取られがちだけど、フツーにイイ曲ですねぇ。トライセラの和田唱プロデュースということで、茶々入れギターリフなんか如何にもっぽいし。パワーコードガシガシで攻めてた頃と違い大分スキルも上がったんだなぁ。

制服系から最近アンシャープマスクをガチガチに掛けたV系風アー写になって「?」なところもあったんだけど、こういう普通のガールズバンドじゃ出来ないことと、普通のアイドルじゃできないこと、という絶妙なバランス感覚は今後も武器にして欲しいなと思っております。

Scandal
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東京女子流 / Bad Flower -Short ver.-




SCANDALのV系ジャケットからのー、
こりゃ、カッコイイMVキタね!<-Short ver.->と言っておきながら4分30秒ある。
色温度抑えて赤を強調した色彩とか、市松模様、赤カーテン、額縁、トランプだなんて如何にもゴシックというか、V系路線。BUCK-TICK『十三階は月光』、メリー『PEEP SHOW』あたりの世界観といいましょうか。色彩を抑えたアイドルMVと言えば、Buono!『DEEP MIND』がありましたけど、あっちは90年代の質感でこっちは2000年代以降のV路線。
〈ゴシック+アイドル〉というのは非常に興味深いところで。BABYMETALも居るけど、良い意味でコミカルだし、ゴシックよりもゴスロリだし。だからこういう妖艶なゴシックを待っていた!

今から7,8年くらい前にEVANESSENCEの大ヒット以降、女性Vo.ゴシックアーティストのブームみたいな風潮が一部のライブハウスシーンであって。北出菜奈みたないな人も居たんだけど、ああいうゴスロリではなく本家欧州ゴシック。ターゲットは主にヘヴィロックV系好きバンギャルで。(ピンクハウスよりゴルチェ女子)この層は女性Vo.はあまり聴かない風潮があったり、男に媚びてる女は嫌われる。可愛さを武器にしているようなアイドルなんて持っての他。まぁ、時代が時代だったからというのもあったけど。だから肌の露出は厳禁、ケイティ・ジェーン・ガーサイドみたいな下着!露出!エロス!みたいなセックスアピールは支持されるんだけど、ミニスカはダメとか。だからそういうゴス女性アーティストは長袖・ロングスカートがデフォで、まさにこの女子流みたいな衣装。ちょっと懐かしくなりました。

衣装といい、フラメンコチックなヒラヒラダンス含め、かなり個人的にはツボなんですが、賛否両論でしょうね。アルバム『Limited addiction』はここまでアイドルの可愛い要素を排除して大丈夫なのかとも思ったんですけど。とは言え、今回もそれっぽいMVにも関わらずメイクがいつも通りなのは狙いというかかこのグループの売りであるギャップなんでしょうかね、それこそ目の回り黒くしたわー。まぁ、いつもMVは硬派にキメてるけどライブ見るとやはり年相応の女の子なんだなとも思うわけで。

V系っぽいなんて言ったけど、ギターリフもそれっぽかったり。でもあまりゴリ押ししてないところが女子流の拘りを感じます。これでギターもドンシャリでダブルで重ねてたらまんまだし。松井+是永ワークスと言う感じですね。林田健司作曲か、思えば今のアイドル界隈における“楽曲派”みたいな風潮って林田氏がSMAPあたりをやりだした頃からその風潮が出来てきた気がしますが。

年末には武道館もあるし、それに向けて色々と動きが面白くなってきました。
そう言えば先日どこぞのアイドルグループが武道館、なんて書いたけどあの空き平日に無理矢理突っ込んだ様子含め、女子流より先に武道館やっちゃえってことですか、わかりません。そうか、ここ最近のアイドルグループでは武道館ワンマン一番乗りになr(おや、だれかきたようだ

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Berryz工房 『Loving you Too much』 (MV)




女子流とは打って変わって思いっきり青文字系MV。このグループの新たな活路を見いだした作品だと思います。

質感のホワイトバランスも真逆の方向で、蛍光色の衣装とチークを強調したメイクと暖色系のオーガニックな店内背景で絶妙なコントラストをつけてる。蛍光色なんて昔はサイバーファッションなんて言われてましたけど、NYあたりではアクセントとしてネオンカラーとしてここ数年で盛り上がってきてます。

シングルのC/W曲だし、発売後何らかの理由で急遽MVを作ることになったと思われ、ハロプロ通常MVとは違った路線。いつものビデオ班ではなくグループに近い制作チームによって作られたのかな。その分予算も通常より掛かってないと見受けられるけど、完全にセンスの勝利と言う感じ。一眼レフを主として撮影されたようで、最近はそういうMV増えました。全編iPhoneとかね。大掛かりなセットやロケでもない限り、一眼レフのほうが小さくて色々機動性高いし色々手軽な部分もある。

Berryzとしてもハロプロとしても他アイドル全体として見てももかなり異質なMVであると思うんだけど、それでいて各メンバーのキャラ立ちやグループとしてのらしさを思う存分に堪能できるというか。MVとしての出来はかなり高いんじゃないでしょうか、アイドルのMVというよりもMTVで流れてもおかしくないと思います。

あと、これ衣装・メイクの部分でかなりメンバーの意見が入ってる気がする。当たり前だけどアイドルを売り出すときには男目線になるわけだけど、男目線だと絶対にこうはならないからねぇ。まぁ、このグループに関してはある意味、メンバーが普段から男受けをあまり気にしてない風潮もあるので、それが良い方向に出たというか、シングルじゃないから好きにやらせてもらえたところもあったと思うんだけど。

楽曲はシングル表題曲『cha cha SING』同様、トンチャイ・メーキンタイ『Too Much So Much Very Much』のカヴァーだけど、すげぇー良い曲。原曲よりテンポ上げて、鈴木 Daichi 秀行お得意のホーンアレンジで夏全快の疾走感。ラップ後のお囃子拍子はヤラレたし、個人的には要所要所に入るガムランがいいわー。コレ、さりげないけどこの曲の印象を盛り上げてる。

こういう他アイドルにはない女子力の高さも武器だと思うので。紫アッシュ髪とか紫アッシュ髪とか、、、いっそ、男ヲタ無視して女子受けにシフトしたらひょっとしてひょっとするんじゃないか。ちょっと本気できゃりーぱみゅぱみゅやTommyあたりと一緒に何かやったほうがいいんじゃないかと。とりあえず事務所は早急に菅谷+夏焼をzipperあたりに送り込むことを願います。

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どうせ何か買うならココ↓踏んでから買ってくれるとうれしい