ジャック・ホワイトが新たに選んだ相棒は“EVH Wolfgang”

Jack White(ジャック・ホワイト)のニューアルバム『Boarding House Reach』がついにリリースされまして。

そして、話題となっているのはジャックの手にするニューギター。なんとEVH Wolfgang。言わずとしれたエディ・ヴァン・ヘイレンのシグネイチャーモデル。

これまでヴィンテージ志向のビザール感溢れる奇抜なモデルを好んで使っていたジャックとしては意外な選択ではあるけど、こういう外し方、ジャックらしく大好きです。数ヵ月前までのアー写では、キルスイッチやらなんやらゴリゴリにカスタマイズされた〈Firebird VII〉を抱えていたくせにね。

ジャックの使用ギターといえば、ビグスビー含めた金属パーツがすべて白で塗られた〈Fender Highway One Telecaster Daphne Blue〉といい、マイクが埋め込まれたコッパーの〈Gretsch Triple Jet〉といい、ギタービルダーのランディ・パーソンズ(Randy Parsons)によって原型をとどめないほどの魔改造カスタムが施されておりますが、「Over and Over and Over」MVに登場している3本のWolfgangも、ものすごいカスタマイズが。これもランディの手によるものでしょうか。ブラックのバインディングが映えるホワイトと、イメージからであるブルー。そしてなんと言っても目を惹くのが、3ピックアップ仕様のステルスブラック。フロイドローズからポジションマークまで施された鮮やかなブルーメッキが美しい。一歩間違えば、下品なメタルギターになってしまいますが、そこはランディのビルダーとしての腕とジャックの美的センスによるところでしょう。エディが考案した〈EVH D-tuna〉とヒートン+ナスカンによるストラップを敢えて使っているのも注目ポイント。

ジャックのギター嗜好を考えれば、意外な選択であるとはいえ、B級っぽいギターを好んで使っていたSt. VincentやOmar Rodriguez-Lopez(オマー・ロドリゲス・ロペス)が、Ernie Ball Music Manのギターを使い始めたり。モダンインダストリアルデザインの代表格とでもいうようなセンスを感じるMusic Man系譜のギターを選んだのも頷ける。

なんて思っていたところ、現ツアーで、〈Music Man St. Vincent〉を使っていることが判明。以前「ツアーでは3本の新しいギターを用意している」と語っていて、それが「Over and Over and Over」で登場する3本の〈EVH Wolfgang〉だと思っていたのだげど、実際は〈EVH Wolfgang Stealth〉、〈Firebird VII〉、そして〈Music Man St. Vincent/Vincent Blue〉の3本。それらを抱える雄姿はinstagramのオフィシャルライブフォトアカウント( officialjackwhitelive)に掲載されているのでチェックすべし。

いやぁ、ジャックさん、あらためて私と美的センスが同じですな、ギターも女子も。

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肝心のニューアルバム『Boarding House Reach』ですが、まだ全然聴き込めてないんだけど、「やっぱりジャックってマルチ・アーティストなんだなぁ」と感じました。The White Stripesの呪縛がまったくない自分にとっては全然好きな感じだけど、ああいうギターがガッーとしたガレージロックっぽさは前作以上に薄れていってる印象です。

ボーディング・ハウス・リーチ

Jack White『Boarding House Reach』
ロック度
(3.5)
ファズギター
(2.0)
Pro Toolsだけどアナログ感
(5.0)
雰囲気
(5.0)
ジャックさん少し痩せましょう
(5.0)
総合評価
(4.0)