表題の前に、
ヤなことそっとミュート、8月16日リリース、3rd EP『STAMP EP』から「AWAKE」のミュージックビデオきました。
楽曲、サウンド、映像、、、すべて完璧じゃねーか!!
ヤナミューはこれまでグランジだの、シューゲイザーだの、LUNA SEAだの、Plastic Treeだの、いろいろ言ってきましたが、もうこれは得体の知れないオルタナティブロックバンドなのだな(褒め言葉)と。『STAMP EP』とがっつり60分ライブを先日観て、そう思いました。あのステージのキレッキレ具合を見たらね。
ここ最近ヤナミューのライブをちょこちょこ観て感じるのは、あのどこのハコでやっても安定の音響は何なのだろうと。オケなのに生バンドよりも生バンドっぽいというか。こういう音のグループだからさ、「生バンドで見てみたい」と思うのが普通なんだろうけど、ヤナミューに関しては、そんなこと一切思わない。むしろ、中途半端になるくらいだったらやらないでほしい。そんくらいオケで満足できます。
はい、そんでウワサの・・・・・・・・を観たんですよ。ヤナミューの60分ライブもこれだったんです、8月6日<・・・・・・・・・主催3週連続スリーマンライブ「The 王道 EP」>@池袋KINGSX
謎のシューゲイズアイドル・・・・・・・・・
グループ名「・・・・・・・・・」。メンバーの名前は「・」で表される。読み方は決まってなくて「ドッツ」「ドッツトーキョー」「てんちゃんズ」、メンバーのことは「てんちゃん」と呼ばれていたり。オフィシャルサイトはこんな感じだし、謎すぎて。
楽曲こんなんだし。
ライブ映像こんなんだし。
「あ、これ深追いするとヤバいヤツだ!」
と思いつつ、タイミング合えば観たいと思っていたんだけど、今回ヤナミューと一緒ということで行くしかないだろと。
感想から言えば……、素晴らしかった、想像以上でした。
百聞は一見にしかず、ということで、事前にそこまで調べることもせず、シューゲイザーアイドル程度の予備知識で臨んだんですけど。シューゲイズあり、エレクトロあり、初音ミクあり、意外とポップじゃんか!なんて、振り幅の広さを感じたり。それでいて、怒涛のような音の洪水は裏切らず、Borisやdowny観て低音轟音で胸のあたりをエグられ、終わった後に見舞われる謎の焦燥感を、まさかアイドルのライブ観て感じるとは思いませんでした。楽曲、サウンドのクオリティめちゃくちゃ高いっす。
そして、メンバーの・ちゃんたち。名無しで、それぞれの固有名詞もない。レースかぶせたサングラス着用、黒尽くめの衣装が適度にゴシカルなお嬢さんたちというそのミステリアスさがまたいい感じ。視線が見えないぶん、ヲタクからしてみれば「レスがもらえない(わからない)」わけだけど、それによって逆に想像を掻き立てられる。人間は目を見せないと無表情に感じるわけで。でもそのぶん、体全体で表すパフォーマンスから滲み出る熱量がハンパない。MCナシ演出も良かった。POLYSICSが出てきたときに感じたサイボーグ感。カヨちゃんいっぱいいたら興奮するだろ? まぁ、そんな感じ(ヲイ
カッコよさと可愛さの共存もしっかりできている。音楽的にもコンセプトにしても、見せ方含めたところのプロデュース側のセンスの良さ。アイドルってやっぱり、世界観が大事というか総合芸術であるから。もちろん、ちゃんとアイドル本人たちもそうしたところがわかってないといけないし、それには育成が大事だし、年頃の女の子だと人間形成の部分もあるしね。そこがしっかりしているなと。
もちろん、歌とかまだまだこれからな部分もあるけど、ポテンシャルはものすごく感じるのでそれも含めて今後の楽しみなところ。
ハマると帰ってこれなさそうなグループだと思うので深追いはあまりしないようにします。