Dead Saraの6月8日リリースのEP『Temporary Things Taking Up Space』からのシングル聴いたら震えた。
イントロのギターからの、Emily Armstrong(エミリー・アームストロング)の絶叫で鳥肌立ったわ。めっちゃいい声してる。グランジィな楽曲に合わせたちょっとレトロな雰囲気のMVも良い。JagstangとSilvertoneもギターフェチホイホイ。
Dead Saraは、LAのバンドで現在は、Emily Armstrong (Vo)、Siouxsie Medley(Gt)、Sean Friday(Dr)の3人。2002年、エミリーとスージーが学生時代に結成。2012年にアルバム『Dead Sara』をリリースし、「Indie Artist of the Year」とか「Magazine Music Awards 2012」とか、エミリーとスージーは『Loudwire』の2012年のボーカリスト賞とギタリスト賞のトップ10にノミネートされたりとか、いろいろ話題になり、アメリカでは結構知られているバンドではあるのだけど、日本ではほぼ知られていません。
女性ヴォーカルのオルタナロックが好きな人、Pretty Recklessあたりが好きな人にはたまらないはず。
T字路sの「日本人にしか歌えない歌」
やはり“声”のいいヴォーカリストは無敵だ。
それもあって、なんとなく思い出したのが、この日本のバンド。
ひとまず深呼吸してから再生ボタンを押したほうがいい。油断してるとすべて持っていかれるから。ちびるぞ。
知る人ぞ知るロックンロールバンド、DIESEL ANN
残念ながら2010年7月に無期限活動休止。
そして、ヴォーカル&ギターのイトウタエコ(伊藤妙子)が現在やっている音楽デュオが、T字路s(ティージロス)である。
「丸くなった」「落ち着いた」ではない、歳の重ね方が歌声に滲み出ている。初聴きインパクトだけではない、人間的であり魂を揺さぶる“強烈な歌声”はDIESEL ANN以上だ。
50’sロックンロール、ブルース、フォークを土台としながらも、誰が聴いても「日本人にしか歌えない歌だ」と思ってしまうT字路sの世界は、ハマったら抜け出せない。そんな伊藤の歌に、寄せては返す波打際のような表情をみせる篠田智仁のベースもこれがまた、たまらない。