最近テレキャスターづいているので、テレキャスターなギタリストたちの話題でも。
ジョニー・ハイランドがKiesel Guitarsへ
ものすごい今更なんですけど、今年頭にジョニー・ハイランド(Johnny Hiland)が、Ernie Ball Music ManからKiesel Guitarsにエンドース契約を移しまして。個人的には魔改造された小振りのSILHOUETTEとAXIS SPOTが大柄な体にちょこんと乗ったシルエット含めて好きだったんだけど。本人もAXISに関しては“My Baby”と溺愛してただけに、なんだかなぁ、と。ヴァン・ヘイレンがErnie Ball Music ManからPeaveyに移ったときや、イングヴェイ・マルムスティーンがDiMarzioからSeymour Duncanに移ったときも、あまり良い移籍の仕方じゃなかったとの噂もありますし。こういう金銭絡みの契約は日本よりも露骨なのかもしれないっす。
しかし、なぜKiesel Guitarsなのか。本人のシグネイチャーはわりとオーソドックスなハイブリッドテレキャスターといった趣きですが、派手な杢目をふんだんに使ったメタルギターっていうメーカーだしねぇ。まぁ、ジョニー・ハイランド自体も、Music Manの前はハムバッカー付いてるPRS使ってたくらいだから、本人が好奇心旺盛で目新しいもの好きなだけなのか。それにしてもこの一貫性のなさ、こだわりがなさすぎるような。
ジム・キャンピロンゴはHahn Guitars
すっかり巨匠の風格が凄まじくなった、ミスターテレキャスター、ジム・キャンピロンゴ(Jim Campilongo)御大。Fenderからのシグネイチャーもありましたが、今はHahn Guitarsです。Hahn Guitarsはニューヨークで50sスタイルを貫くマスタービルドギター。日本ではまだマイナーな存在ではあるものの、布袋寅泰が個人的に買った(ラメのヤツ)ということでその道の人には知られているメーカー。
ノラ・ジョーンズのバンドで名が知れ渡った感はあるものの、氏の“浮遊するギター”はもっと日本でも評価されるべきでしょう。
華麗なる指弾き、リッチー・コッツェン
すっかり激シブオヤジになったリッチー・コッツェン(Richie Kotzen)の近影。この人はずっと同じFender Japanのシグネイチャー使い続けてますね。プレイも完全に指弾きに移行してだいぶ経ちますが、本人はピックを使わなくなったことで「ツアーの際、荷物が少なくなったので助かってる」(笑うところな)と言っておりますが、ジェフ・ベックはちょっと桁外れとして、深めのディストーションサウンドでテクニカルな速弾き含めたハードロックスタイルを指弾きオンリーでやる人って、この人くらいだよね。
カントリースタイルやマーク・ノップラーとも違う指弾きスタイル。ありそうでなかったんだよねぇ。勉強させていただいております。しっかし、いい声。
愉快なテレキャスおじさん、グレッグ・コッケ
おもしろテレキャスおじさん、グレッグ・コッケ(Greg Koch)。ガタイのわりに指きれい。この人の職人芸的なプレイはずっと見ていられる。飽きない、素晴らしい。
このFishmanのピックアップシステム気になるんです。
コワモテカントリー、ホワイティ・モーガン
こんなにコワモテオヤジなのに“ホワイティ”。乾いたサウンドが抜群にいいホワイティ・モーガン(Whitey Morgan)。極上のテレキャスターサウンドだと思います。
例によってこういう音楽は日本じゃほとんど知られないんですよね、、、
ハロウィンですから……
最後は、もうすぐハロウィンということで、ジョン5(John5)先生を。4:19あたりからギターが発光して「Ain’t Talkin’ ‘Bout Love」弾きだすのがなんかシュール。