BLACKPINK「KILL THIS LOVE」がハンパなくカッコいい。
アタマのファンファーレからヤラレてしまい、タイトなリズムなのにヘヴィなグルーヴ。そこに乗っていく野太いヴォーカル。そして〈Rum, pum, pum, pum, pum, pum, pum,〉でトドメを刺されてしまう。
このグループはちょっとダークな雰囲気もバシッとキメてくるからホント強い。
コーチェラ観た?
https://www.youtube.com/watch?v=J0QB_vV9P68
カッコ良すぎて震えたわ。。。
ヘヴィロックテイストのバンドアレンジなのもすごくイイです。ものすごくオルタナティヴロック。こんなの生で観たら鼻血出る。サマソニ来るんですよね。うん、今年はBLACKPINKのためにサマソニ行くかー。
ただ、日本語バージョンで演ったらイヤだな。メンバーがいまいちノれてないように見えるし、そもそ日本詞の発音やイントネーションが楽曲のリズムに合ってない気がするし。聴感上、ものすごくダサいので、なんかいろいろ萎えてしまいます。欧米でも地位を確立しつつあるわけだし、コーチェラでも韓国語+英語なんだから、もう日本に媚びることはないよ。
圧倒的なK-POPの強さ
BLACKPINKやBTSを聴いてると、K-POPの凄さを実感させられるわけで。これは日本はまったく太刀打ちできないです。電機メーカーや諸々の企業にも言えることだけど、きちんとグローバルを見据えてるところは強い。韓国の音楽産業は完全に輸出を目的とした、国策と言えるべきもので。それに比べて、YouTubeにMVをフルでアップしないとかなんだか言ってる我が国の音楽産業ときたら、、、
Visual-keiやJ-POPがジャパンカルチャーとして、海外でも広まりつつあったわけだけど、いつ間にかK-POPにその地位を奪われてしまったのも仕方のないこと。
そんな昨今ですが、Pop’n’Rollで連載している「偶像音楽 斯斯然然」第3回目でそうしたK-POPの世界照準的な話と、世界のポップカルチャーのトレンドについて書きました。
日本は閉塞的だとかガラパゴスとはいえ、アーティスト単位でみれば、ちゃんとワールドスタンダートな目線を持っている人たちもいるわけでして。ガラパゴスはガラパゴスなりに独自に進化しているんだよ、って話です。
そんなことを言っていた矢先、MVが公開になったpredia、6月12日リリースのシングル。
おれたちのprediaねーさん!
あーあーあー、まさに上記コラムで書いていたようなトレンドを抑えつつもちゃんとJ-POPしてる。EDMテイストのサウンドとヒップホップのトラップっぽいものを挟みつつ、J-POP歌謡を感じさせる歌メロ。ひたすらキャッチーに、ヘンにブチ上がらずに品良くまとめたサビも異様なまでに耳に残る。湊あかねと村上瑠美奈の絶品ツインヴォーカルが軸にあるからこそ映えるのかもしれない。音像も海外のような高音低音のレンジを強調する派手さではなく、丁寧なミックスで小綺麗にまとめた日本らしい業。
総じて、EDM&海外ポップカルチャーブームへの日本からの回答、といった趣で最高。
新体制predia、精鋭感が増し、より高貴な香りがして実にいい。エロティックなMVながら、ちゃんと気高く気品に溢れているのはさすがッス。