カントリー、フォーク、ブルース、、、ルーツ・ミュージックは好きな人は好きだけど、あまりに日本では好まれていないと常日頃から訴えておりますが。でも特に苦手要素は少ないジャンルだと思ってます。聴く機会がない、もしくは何聴けばよいのか解らない人も多いのかなって。
普段聴かないような人でも、たまに気晴らしBGM感覚で掛けてみるのも良いと思います。
ということで久々にそんなルーツ・ミュージック特集を。
今活躍している、古めかしさ満載のすてきなバンドたちです。
Pokey LaFarge
セントルイス出身のカントリー・フォークシンガー、Pokey Lafarge(ポーキー・ラファージ)
現在はジャック・ホワイトのサードマン・レコードからリリースしてるんだけど。ライブはThe South City Three(ザ・サウス・シティ・スリー)というバンドを従えて行ってる。
上記MVの2011年リリースのアルバム『Middle of Everywhere』が特に最高すぎて。戦前丁度40年代の雰囲気、見た目も音も。正直今の時代に作られてるのかどうか疑うくらいの出来。アコースティックギターと歌、ハーモニカを中心としたオールディーなジャズ、ブルース、ポップス。楽曲によって入るホーンセクション、もう総てが素晴らしい。この手の音楽って苦手な人はいないでしょう。古い映画を見ているような、優雅なひとときを過ごせます。
The Hooten Hallers
ハイ、こちらは打って変わってミズーリ州コロンビアのむさくるしいおっさん3人組、The Hooten Hallers(フーテン・ヘラーズ)
ルーズなリズムにしゃがれ声、能天気さ漂うスローブルース。“Hillbilly Blues”(田舎者ブルース)なんて言われたり。
こういうのびのびとした音楽もアメリカだなーって。
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Kentucky Knife Fight
こちらもセントルイス出身の6人組、Kentucky Knife Fight(ケンタッキー・ナイフ・ファイト)
自分たちの音楽を“Shadow and Smoke Music”と言ってます。ちっちゃいトム・ウェイツといいましょうか、ヘリウムガス吸ったトム・ウェイツといいましょうか。特徴的なJason Hollerの声よ。
軽快なナンバーが多くて、スッタカスッタカのラグタイム〜カントリーなリズムに流れるような二本のギターのコンビネーションがキレイなんですよね。
Carrie Nation and the Speakeasy
カンザス州ウィチタの5人組バンド、Carrie Nation and the Speakeasy(キャリーネイション・アンド・スピークイージー)
アコースティックギターとマンドリン、そしてウォッシュボードを用いたカントリーロック。ちょっとロカビリー要素もありつつ、テンポ感踏まえてパンキッシュ要素も垣間見える。メンバーみんな忙しそうに演奏してますが、一人缶ビール持ってるだけのメンバーが、
ハイ、ちゃんとこちらではカッコよいトランペットソロをキメてくれてます。