“HandPan”(ハンドパン)という楽器を知っているだろうか。
見た目は怪しげなUFOのようで、その音色は実に魅惑的。
ハンドパン(handpan)は楽器の一つである。鉄を主成分とする金属製の体鳴楽器であり、2000年にスイスのPanArt社が開発したハング(Hang)および、それに似た形状に作られた楽器の一群の総称である。
── https://ja.wikipedia.org/wiki/ハンドパン [wp-svg-icons icon=”new-tab” wrap=”i”]
ビョークが惚れ込み、ツアーメンバーに抜擢された Manu Delago(マヌ・デラーゴ)によって注目されることになった楽器でもある。
ただ、マヌはハンドパンではなく、“バング奏者”と紹介されており、その呼称は各メーカーの主張もあるようで、かなり近年に作られた楽器ならではといったところ。
そんな新しい楽器にまた新たな奏者が現れ、今注目を浴びている。
オーストラリアの Sam Maher である。
マヌがさまざまなシンガーやアーティストとのコラボレーションで独特の世界観を作り上げているのに対し、サムは独奏スタイルでハンドパンの可能性を引き出す。マヌはどこかエレクトロで、サムはどこかアコースティック。その演奏スタイルは、ギターでいえばマイケル・ヘッジズに通ずるような独創的な超絶技巧。その奏でられる旋律はオリエンタルでオーガニックなにおいを漂わせる。なんだか優しい気持ちになれるヒーリング効果があるような。
そんな Sam Mahe と Manu Deluged だが、先日2人のセッション動画が公開された。
1日の終わりに部屋を真っ暗にして爆音でずっと聴いていたい。