洋楽邦楽問わず、気になってる曲や紹介したアーティストはたくさんいるんだけど、ひとまず今回は日本人の派手な感じのミュージックビデオ特集。
清 竜人25「愛してる♡キスしたい♡Hしたい♡」
4月12日リリースのアルバム『WIFE』から。最後の最後にすごいのキターーッ!!
こうきたか、この手があったか。いろいろ炸裂しております。こういう北欧的な芸術センスのMVを日本人アーティストで見られるとは、恐るべし清 竜人。
このグループはもう少し見たかった気持ちもあるのだけど、清 竜人の漢気溢れる潔さというか引き際が肝心というか、いろいろさすがだなと思えざるを得ない。最後のツアー&ライブはド派手にキメてくれるんだろうなぁ。もう終わりなはずなのになんだかワクワクさせてくれる、そんなMVでございました。
Cheeky Parade「Shout along!」
Cheeky Parade 4月26日発売シングル。
見た瞬間、「これ好き!」と思ったヤツ。「良い」じゃなくて「好き」。人によっては好みが分かれそうだけど。80年代のMTVが流行った頃のにおいとでもいいましょうか、“CG”ではなくて、“コンピュターグラフィックス”感ね。これよ。これ。前シングル『Hands Up!』からの路線、アートワーク周り含めて大好物です。
曲自体の、攻めてるんだけどイキきらない塩梅がちょうど良い。チキパって可愛さに振り切ってるわけでもないし、逆にこじらせてる感じもないからいいよね。個人的には“サイバーヤンキー”とか、“近未来型チーマー”なんて思ってる。うん、褒めてます。
RIS「OVERKILL」
セクシー衣装で Roland GR-707 抱えてるヴィジュアルが衝撃的だった RISU の新作から。ケイティー・ジェーン・ガーサイドよろしくの中二病をくすぐるゴシカルでグランジィな楽曲は三代堅。いまみちともたか、Jake(cloudchair)、と来て、今度は三代堅だなんて、もう好きな人にはたまらない布陣ですな。私含めて。
三代堅が手がけるゴシック女性ヴォーカルなんてカッコイイに決まってるだろ。
加えて、ベースが林束紗でドラムがMOTOKATSUですからね。
SILENT SIREN「フジヤマディスコ」
SILENT SIREN ニューシングル。サムネ、カッコよすぎじゃ。移籍した途端、「ミュージックビデオがShort Ver.かよ!」なんて文句言っちゃいましたが、ちゃんとフルでアップされましたね、すいません。Short Ver.消えてるし……。オフィシャルチャンネルというかVEVOで来た!その手があったか。つい最近、くるりを発端とした海外から日本のYouTubeが見られない問題がTwitterで話題になっていましたが、VEVOなら安心。
VEVO(ヴィーヴォ)ってよく見かけるけど、わかってる人少ないかもしれません。ざっくり説明すると、YouTubeではない動画をYouTubeでも見られるようにした動画サイト。なんのこっちゃ? ほら、YouTubeにアップするということは、事実上その動画の持つ権利をGoogleに委ねることになるじゃない。でも、それっておかしくね?自分のとこで管理したいよね、って話で設立されたのがVEVO。要はYouTubeサーバーは使ってませんよって話。ユニバーサルと米ソニーが設立に関わっておりますが、米ソニーと日ソニーは資本が違う別会社なので、日本でVEVOで配信されているのはユニバーサルのみ。
話は戻って、不二家ナビスコ、フジヤマディスコ。初披露となった去年末の『Dream On!』では、派手なネオン演出と斬新なサウンドメイクが印象的で、インパクトのある楽曲を移籍第一弾に持ってきたなぁ、なんて思っておりましたが。歌詞を見るとものすごい覚悟と決意の込められたかなりアツイ楽曲でした。「てっぺん」と言えば、吉田父の名言ですし、フジヤマと言えば、梅村愛猫ですし。
最初、このMV見たとき、もっと“和”の要素があればなんて思っていたら、後半にちゃんとあるじゃねぇか!テント内。もう何もかも見透かされているようで思う壺です。そうだよね、レコード会社変わっても、制作チームはほぼ変わらないわけで。さすがのアワーソングス&プラチナム。
しっかし、他収録含めて4曲とも抜群に良くて相変わらずのクボナオキの才能に感服。『Pandra』のピアノロックが斬新で複雑なリズムワークに新境地を見ました。リリースイベント行きましてベストポジションで観られたのですが、リズムが揺れる→後ろチラ見する吉田→梅村、下手をチラ見→山内、下を向いたままリズムを引き戻す→山内の肩の動きで全てを悟った梅村がフィルで一気に取り戻す、という時間にしてコンマ数秒のバンドマジックを見られたので最高でした。