夜な夜な、MIGMA SHELTER(ミグマシェルター、通称・ミシェル)のライブ動画を漁り、爆音で深酒するのが最近のマイブーム。セイセイかわいいよセイセイ。つーか、美しい。黒のコね、黒のコ。
ミシェルは「サイケデリック・トランスで踊り狂えるアイドルグループ」でして、今年4月に本格始動。現状5曲?ながらも60分ライブをやったり、楽曲のつなぎ方やリミックス的なアプローチで、同じステージが二度とないのではないか?と思わせる無限のライブバリエーションを誇るという、トランスならではの攻め方に、ハマると抜け出せなくなる。どっぷりトリップ。
はい、今日のセトリ。 pic.twitter.com/jritgAUoME
— MIGMA SHELTER公式 (@MIGMASHELTER) 2017年8月31日
先日は、・・・・・・・・・のワンマンを観に行きまして、発想力とコンセプトのバイオレンスと言うべき、カオスな世界観に思いっきり心を抉られ、
おやすみホログラムのバンドセットに、直虎に長やりを突き立てられた小野政次のような、痛みの中の安らぎを覚えたりしています。
なんだろ、こういうグループを見ていると、アイドルの無限の可能性というか、型にハマらない自由な発想の勝利だなと。「アーティストなんだ」という排他的で極端なものではなく、“女性ヴォーカルもの”としてのアイドル、みたいなところ。それはバンドやソロアーティストでは絶対にできない領域。
きらびやかなアイドル像とは相反するようなもの……、やんちゃだったり破天荒だったり、その手法は多々あれど。そこではなく、アイドルの品格的なところを保ちながら独自の美学を追求すること。そんな代表格がヤなことそっとミュートだと思うんですけど。
リアルサウンドでコラムを書きました。
こうした退廃的で焦燥感のある女性ヴォーカルのオルタナティヴなムーブメントが今、地下(インディーズ)アイドルシーンに来ていることが、とても嬉しくあり。
その昔、私、そんな女性ヴォーカル好きが高じて、レーベル作ろうとしていたり、いろいろやってたんですけど。だから今、こういうアイドルのみなさんを見て、「やられた」「悔しい」とか「この発想はなかった」とか、まぁ、今さら負け惜しみな思いもあるんですけどね(苦笑)。それ以前にやっぱ、「こういうの大好きだなぁ」としみじみ思うのです。あの当時、一緒に悪巧みしてた友人に、先日10年ぶりかに会って。「最近何聴いてるの?」と訊かれて、この辺のアイドルグループの音を聴かせたら、「お前、何にも変わってねぇなぁ」って。なんか嬉しかった。
それでは最後に聴いてください、fra-foaで「澄み渡る空、その向こうに僕が見たもの。」