ウチで何度か紹介している、LAの5人組、Ivory Deville(アイボリー・デビル、ドゥビル)
キレのいいバンドサウンドに、骨太ヴォーカル、ソウルフルな女性コーラス、フットワークの軽いホンキートンクな50’s〜60’sアメリカン・ロックン・ロール。
とにかくバンド名がクソかっこいいよね。Deville(ドゥビル)とは、昭和生まれにはたまらないUS自動車メーカー・ゼネラルモーターズの高級車、Cadillac(キャデラック)の代表モデル。プレスリーも力道山も乗ってた、いろんなハリウッド映画にも登場した、60年代の丸みを帯びたデザインも70年代からの角張ったイカツイデザインも、車に詳しくない人でも絶対にどこかで見たことがある、世間の人が思うキャデラックは大体ドゥビル!
昭和時代は“デビル”と表記されてましたが、“Devil(悪魔)”と勘違いされることも多く、“ドゥビル”表記に(フランス語で「都市」「街」の意)。発音的には“Devil”よりも“デビル”に近いのだけど(むしろ、“Devil”が“ドゥビル”に近い)。難しいです、外国語を日本語表記にするのは。フェンダーギターのレアカラー、“Burgundy Mist Metalic(バーガンディー・ミスト)”や“Lake Placid Blue(レイク・プラシッド・ブルー”)などはキャデラックと同じ塗料が使われてましたので、ギターやロックとも関わりが深い。そんなキャデラックの定番カラーの一つ、Ivory(アイボリー)のキャデラックが“Ivory Deville”だ!
そんなアメリカ文化を象徴する名前を冠したバンドです。最高です。
はい、前置きが長くなりましたが、待望の1stアルバムがリリースされました!
軽快なロックンロールナンバー、哀愁感のあるフォーク、乾いたギターが心地よく、キャッチーな耳馴染みの良いメロディ。風化しない古きいにしえのロックは飽きもこず、好きの度合いは人それぞれあるにせよ、クラシック・ロックが好きなら苦手な人はいないと思うので一聴する価値あり。
あまり楽曲分析どのこの言うバンドでもありませんので(ヲイ
レーベル“Kill/Hurt”のサイトからアナログ盤とMP3(PayPal対応)が、そしてiTMSで購入可能です。