SILENT SIREN 10月11日リリース『ジャストミート』のファンクラブ限定盤が7inchドーナツ盤サイズのジャケットでかわいい。
フルMV来ました。かわいいMVだなー、というのはとりあえず置いておいて。
今回の曲は王道サイサイ節で、個人的にはとくにあれなんですけど。イントロのイントロというべき部分、手グセで弾かないシンコペーションっぽいリフで勢いよく切り込んで入ったにも関わらず、バラバラとリズムが崩れていくようなコミカルな導入部。ぶっちゃけ、楽曲本編に関係のない遊び心のセクション。ただ、これがあるのとないのとでは楽曲全体の印象がだいぶ違ってくると思います。Aメロの、何気に歌いながら弾くの難しそうなギターのバッキングしかり、少なくとも3年くらい前の彼女たちの引き出しにはなかったはず。
そして、1日遅れで来たコチラ。
なんじゃこりゃぁーー。ノリノリで歩くHARUNA姉さんが、ファッション含めてツボすぎる。こんな女性、街で見かけたら求婚します。あとの3人はねぇ、もっとやれ!いや、もう少しだけナチュラルにやってくれたほうがおじさんとしては嬉しいな。それにしてもMVのサムネイル、もっといいシーンいくらでもあるだろ、と思いますけど……。
しかしこの曲、先日ショートアニメVer.公開のときからすげー曲だと思ったけど、フルで聴くとハンパない面白さが至るところに散りばめられてる。リズムの裏と表がひっくり返っていく様であったり、Aメロ〜Bメロのリズムの置き方の1番と2番の対比だったり。SCANDALの十八番、アンサンブルマジックが炸裂していて、聴いて飽きない曲。先日のSCANDALがSCANDALたるところでいえば、サビの入り方。全部違うんだけど、3回目にあたる間奏開け2:46〜から。ヴォーカル「Ah Ah Ah」とギターを残し、コンマ数秒のブレイクからの、「恋するユニバース〜♫」に突入するところ、歌アタマ3文字「こ・い・す」とスネアの3連が重なってるんですよ。そして他の音が鳴ってない。で、「る」からギター&ベースが入ってくる、ここね、「キタキタキタ〜」ってなる。わかるかなぁ〜、細かすぎてなかなか伝わらないかもだけど。このバンドのこういうところがたまらないんです。
楽曲単位でいえば、私の中で洋邦合わせて今年ぶっちぎりのナンバー・ワンです。
しかし、思い返してみれば今年2月17日に、SCANDAL『FREEDOM FIGHTERS』がアップされて、
翌日18日に、SILENT SIREN『フジヤマディスコ』のShort Ver.がアップされました。のちにフルVer.に差し代わったけど。
やられたらやり返すかのごとく、今回は、サイサイのアップした翌日にSCANDALがアップするという……。
当人たちはいざ知らず、花菱会と山王会ならぬ、ユニ○ーサル vs ソ○ーの抗争を見ているようで。
元を辿れば、2016年のアルバムリリース日が、SILENT SIREN、SCANDAL、SHISHAMO、と同じ3月2日で、サイサイのアルバムタイトルが『S』で、さらにツアー名が『Sのために Sをねらえ! そしてすべてがSになる』っていう三つ巴から始まった気がしますけど。