電撃ネットワークのギュウゾウ氏主催アイドルフェス『ギュウ農フェス』に行ってきました。総じて素晴らしいイベントだったのですが、なんと言っても新木場ageHaの怪物音響“オクタゴン・スピーカー”を使用してのライブ。ちょっとこれは後日改めてまとめたい。
で、その圧倒的すぎる音響のために、物販で耳栓が販売されていたんだけど。ライブのとき、耳栓してます? 私は主にライブハウスでの長時間のイベントだったり、臨機応変につけてます。いつも音響が良いライブだとは限らないし、大丈夫だなんて油断していると夜寝るときに耳鳴りに襲われたりするよね。いい音楽をこの先もずっと聴いていくためにも耳は大切にしたい。
そんなこんなで、最近よく「ライブ耳栓したほうがいいよ」ってよく話題になってるけど、実際どうなの? という人も多いのではないかと。耳栓というと睡眠用の、低反発の硬いスポンジ素材でグリグリ細くして耳に突っ込む、みたいなイメージだったり、そもそもちゃんと音聴こえるの? とかね。
最近のいわゆるライブ対策の音楽に特化した耳栓は、ちゃんと聴こえます。カナル型イヤフォンのような圧迫感もないです。
私が愛用してるのはCrescendo(クレシェンド)というオランダの Dynamic Ear Company 社が独自の理論と設計を行ってるブランド。日本ではKORGが代理店を務めているので、音楽業界的にも説得力がある。
ウェブサイトに書いてあるウンチクだけでもなんやらものすごいこだわってそうですが、何がすごいってその種類。「Profesional Music」の項目を見れば、「Music」という一般の音楽ファン向けに設計されたものに始まり、「Drummer」「Guitar」といったプレイヤーサイドに特化したものまである。他項目見ると「Sleep」「Moto」、そして「Gardening」「DIY」なんてのがあるのが実に海外っぽい。これだけでなんかすごいメーカーであることがお分かりいただけるかと。
で、ライブ向けに作られてる「Music」なんですけど、日常の生活でつけてみると「あれ?」っていうくらい音を遮らない。テレビの音もステレオの音も普通に聴こえる。「これ、つける意味あるのか?」という不安になってしまうくらいよく聴こえる。実はそれがミソで。ライブ会場の大音量でこそ威力を発揮するのだ!
ライブ会場で試すとね、ほとんどつけていないのと変わらないくらいちゃんと聴こえるの。え? やっぱり、それじゃ意味ないって? いや、キンキンした高音域と大袈裟に増幅されたような音圧を主にカットしてくれるのです。つまり、聴感上の音量自体はほぼそのままに不快になる音域をバッサリとカットしてくれる優れもの。実際、裸耳とあまり変わらぬ音量の聴感に「これ、つけてる意味あるの?」と思ってしまったするんですが、外すと「ウルセェェェーー!!」ってなるので、ちゃんとつけてる意味はあります。
楽器店やタワーレコードなどで1,500円前後。総アルミ製の携帯ケースもカッコよく、LサイズとSサイズ、2セット入ってます。