女性ベーシスト特集第6弾です。
Lesley Hann (ex. Friends)
via: Leeds Festival Photos
昨年発売された『Manifest!』がインディー・ロックファンの間で話題になったUSブルックリンのバンド、Friends(フレンズ)の Lesley Hann(レスリー・ハン)
何ともキレイな目をしているエキゾチック美人、ダンサブルでカラフルな楽曲を独特の力強いグルーヴで支えます。真っ赤なジャズベが似合う女の子ってすてき。
変に力の入っていないピッキングがこの独特のグルーヴ感の肝でしょうか。
ゆるさの中に独特の雰囲気があって良いバンド。
実はこのレスリー嬢、昨年秋にバンドを脱退しちゃったんですよね、、、
このバンドの要だったんですけどね、
当の彼女ですが、しばらく沈黙していたのですが、新しいバンドを始めたみたいでつい先日(2月1日付け)で新しいバンド、Big Sleep for Aliceの音源がSound Cloudで公開されておりました。
これがまたガレージなサイケ風味で良い感じ。
今後が楽しみです。
Marion Herbain(Veronica Falls)
UKロンドンのバンド、Veronica Falls(ヴェロニカ・フォールズ)、UK/USインディーシーンのローファイ・ポップバンドの中でも抜群のセンスとポップ性、スタイリッシュなヴィジュアル含め人気のバンド。
ちょっとミステリアス、黒髪+黒めの服に真っ赤なフェンダー・コロナドを抱える Roxanne Clifford(ロクサーヌ・クリフォード)嬢も大変魅力的ですが、一歩下がったところで黙々とひたすらダウンピッキングしている、Marion Herbain(マリオン・ハーベイン)、クールな佇まいがカッコイイベーシストです。
Hagstromのベース、HB(901かな?)とムスタングベースという楽器選びも素敵。ギターのパトリックもやれデュオジェットだ、テネシーロズだと騒いでいるグレッチ市場の中、敢えてあまり人気のないサンバーストカラーのアニバーサリー(6117)と言うところもこのバンドの拘りを感じる。
http://www.youtube.com/watch?v=EPmYT4pMr6g
手がつりそうなダウンピッキング。このジャングリー感がいいよね、本人たちは至ってクール。
いつも気になってるんだけど、4人とも着てる服、靴に至るまで、いつでもさりげないオシャレがイギリス人なんだなぁと感じます。
今月頭に発売されたアルバム『Waiting For Something To Happen』も素晴らしいです。
Stephanie Ashworth (Something for Kate)
オーストラリアのオルタナティブロックバンド、Something for Kate(サムシング・フォー・ケイト)のStephanie Ashworth(ステファニー・アッシュワース)
SFKは1997年デビューでもうベテランの域なんですが、日本ではあまり知られていませんねぇ。。。
ちょっとイギリス寄りの哀愁感のあるギターロック、エフェクターを多用した実験サウンドもありつつも、優しい歌声の美メロなんで、日本人が絶対好きな部類なんだけどなぁ。
ステファニー姉さんはアグレッシブなステージング、大股開きでグっと重心を下に構えてのベーススタイルが男らしい。野太いベースプレイ。
もの凄くイイキョクです。
こののけ反りぎみで膝を前に出すような重心のかけ方ね、男前すぎる。
Ego Sensation (White Hills)
Photo by almostQ
USブルックリンのサイケデリック・ロックバンド、White Hills(ホワイト・ヒルズ)
「これぞ、女ロックベーシスト」という真っ赤でちょっとセクシーな衣装、ショートパンツがトレードマークのEgo Sensation(エゴ・センセーション)
ブリティッシュロックとUSオルタナロックを掛け合わせたような近年ブルックリンによく見られるバンドとは一味違い、70年代のサイケデリック、ハードロックな雰囲気もありつつ、ブーミーなサウンドにぶっ飛んだスペイシー感が炸裂している圧倒的な存在感を放っているバンドです。
エゴねーさん(名前がすげーよな)が使用するのはAmpeg ADA4。Dan Armstrong製の取り外し可能なピックアップとアクリル製のクリスタルボディが特徴的なベースです。クリスタルベースを使用しているのはサウンドではなく、ボディ越しに透ける太ももを強調するためでしょうかわかりません。
昔、子供ばんどのうじきつよしが全裸でクリスタルボディのカワイのムーンサルトを抱えて、ボディから透けるナニが光の屈折によって大きく見えるだとかなんとか。
Photo by senorjerm
Divinity Roxx
via: Pretty Gritty TonePrint by Divinity Roxx | TC Electronic
ビヨンセのサポートベーシストとして一躍有名になった黒人ベーシスト、Divinity Roxx(ディヴィニティ・ロックス)
ツイストヘア、ワーウィックのベースによるファンキーなスラップスタイルは女性版T.M.Stevensといった雰囲気。
ビヨンセライブにおける彼女のソロタイムはショウの一環として、そして人気コーナー。
サポートベーシストとして活躍にとどまらず、ソロアーティストとしても活動中。
ヒップホップを巧みにいれたミクスチャーロック、脳と身体の動きが完全に分離しているような相反する歌とベースプレイが特徴的です。
T.C.Electronicのエフェクター試奏動画。こういうさりげないところでキラっと光る上手さ。
忙しいというか何と言うか、最新アルバム『The Roxx Boxx Experience』が非常に多彩な楽曲ばかりで。Rage Against The Machineが大好きなようで(ライブではカヴァーも)レッチリとかあの辺のミクスチャーロック好きにも楽しめるアルバムです。
リズムがごっちゃになりそうな歌とベース、、、頭の中どうなってるんだろ。