久々の定番シリーズ、女子ベーシストフェチ、第4段でございます。
Charlotte Cooper (The Subways)
西イングランドの3ピースバンド、The Subwaysのベーシスト、Charlotte Cooper(シャルロット・クーパー)
洋楽好きな人なら名前くらい一度は耳にしたことあるバンドかと。ただ、「The Subwaysって女の子ベースヴォーカルの3ピースバンドだろ?」だなんてそんな風に思われてる気もしますが。いや、メインヴォーカルはギターのBilly Lunn(ビリー・ラン)なんですよ。ビリーだってかなり目立つ部類のステージアクションなんだけど、それをも凌ぐ存在感を発しているシャルロット嬢でございます。
The Subwaysは3ピースにありがちな勢いのあるパンクバンドというイメージだけど、そこはUKロックマニアだったビリー、パワーコード中心の膝まで下げたギターで縦横無尽に駆け巡るアメリカのバンドとは一味も違います。ギター自体そこまで歪んでないし、リフの組み立て方もUKロックアプローチ。そこをJean-Jacques Burnel (The Stranglers) を彷彿とさせる図太く歪んだシャルロットのベースが支えている。
髪の毛振り乱しながら狂ったようにピッキングしまくるシャルロット嬢の姿は一度観たら忘れられないほどのインパクトがあるかと。
パンキッシュな代名詞のベース、白+黒ピックガードのプレシジョンベース!と思ったら密かにLAKLANDだったり、、
こういうバンドって楽器は見た目、安くても拘らないなんて人が多い中、さりげなくこういうハイエンド高級機使ってることに拘りを感じます。
やっぱ、彼女はこういう躍動感溢れる写真いいよね。
Ally Blackgrove (Two Wounded Birds)
Two Wounded Birds(トゥー・ウーンデッド・バーズ)を説明するときに「The Drumsのギタリスト、Johnny Danger(ジョニー・デンジャー)率いる、、、」なんて言う前書きがバカの一つ覚えのように色んなところで繰り返されますが、言っておくけど間違ってますから。
正式には「Two Wounded Birdsのフロントマン、ジョニー・デンジャーがサポートギタリストとしてThe Drumsのライブに参加」が正しいですから。
そんなTwo Wounded Birdsのベース、Ally Blackgrove(アリー・ブラックグローヴ)
異様にキレイなブロンドヘア、クールな風貌と相まってハリウッド女優さながらのセレブな印象。
Two Wounded Birdsは「Girls以降」なんて言われてるローファイ・サーフポップバンド、面白いのはアメリカではなくロンドンのバンドということでしょうか。「サーフ=夏、爽やか」な印象よりもどこか湿っぽい印象を受けるのはやはりイギリスというお国柄なんでしょうかね。
いかにもいい音しそうな70’sプレベ、これぞプレベという太い音を出しながら表情変えずに黙々と弾くアリー嬢が男前すぎる。。。
Chloe Duveaux (Does It Offend You, Yeah?)
via Twitter @ChloeDuveaux
Does It Offend You, Yeah?(ダズ・イット・オフェンド・ユー・ヤー)はイギリスのエレクロックバンド。ポストパンクとダンスフロアをミックスしたようなハイテンション気味のオリジナルサウンドが特徴的。
そんなバンドのベーシスト、Chloe Duveaux(クロエ・デヴアックス)は小柄で華奢ながらもワイルド&グルーヴィーなベースが心地よく、派手なステージアクションながらも結構細かいことやってるなぁ、なんて。
このバンド、日本版出てるんだけど、邦題が『2011年からの警告(原題:DON’T SAY WE DIDN’T WARN YOU)』と『未知との遭遇(原題:You Have No Idea What You Are Getting Yoursel)』。何をどうしたらこうなるのかよく解らないが、ちょっと面白いからこれはこれでアリか(ヲイ
そして、MV。
バンドによると「猿は、芸術の真の姿、即ちカオスを象徴している」という曲だそうだ(意味不明
前半2分弱は寸劇ドラマ仕立てになっております。
チープなエレクトロサウンドに暴力的なファズベースがカッコいい。無駄にテンション高めの演奏シーンがアガりますな。
このクロエ嬢、Does It Offend You, Yeah?に2008年に加入。その前は同じくUKのElle Milano(エル・ミラーノ)というバンドをやっておりまして(2008年解散、当時の個人名はChloe Joanna)このElle Milano、UKロックにポストパンク、ラテンだの、様々な音楽を取り入れ多彩な世界観を構築していたバンドで、UKのみならず日本でもコアな音楽ファンを唸らせておりました。事実上、最初で最後のアルバム『Acres Of Dead Space Cadets』は本当に後世に残したいアルバムです。
解散しているけどMySpaceは跡地として残っております。
MYSPACE
Mlny Parsonz (Royal Thunder)
Royal Thunder(ロイヤル・サンダー)というアトランタのバンド、ベース&ヴォーカルの Mlny Parsonz、読み方はメニー・パーソンズで良いのでしょうかね。
2007年から活動を始め2009年にEP『Royal Thunder』をリリース、今年5月にアルバム『CVI』をリリース。日本は愚か、本国アメリカでもまだまだこれからのバンドっぽい。
メタル要素はありつつも、基本は70年代のクラシカルなハードロック、リフでゴリゴリ攻めて行く様はまさにLed ZeppelinかBlack Sabathか、いや何かね、こういうトンデモナイバンドがいるからアメリカ恐ろしい。細かいこといいから、Mlny Parsonzのカッコ良さ含め、とくとご覧下さい。
すげー声、すげー音、、、
前半のダルダル感から徐々に轟音に持って行くのね、たまらんですわ。
ベースはGuild B-301、隠れた銘器ですね。クラシカルなロックを好むベーシストにはやっぱりGuild人気です。それにしてもベースもすんげー音してるな。
Leisha Hailey (Uh Huh Her)
アメリカのエレクトロデュオ、Uh Huh Her(ウーハーハー)の Leisha Hailey(レイシャ・ヘイリー)
キーボードも担当しておりますが、基本はベーシスト。Uh Huh HerはPJ Hearveyのアルバムタイトルからです。
沖縄生まれのアメリカ育ち、女優さんもやってらっしゃいます。とは言えミュージシャンとしても勢力的に活動しており、90年代にオルタナティブポップデュオ、The Murmurs(ザ・マーマーズ)を結成、解散後、2007年にこのUh Huh Herを結成。
女優業として近年は『Lの世界(the L word)』で一躍有名になりました。アメリカの百合モノドラマです。これがなかなか面白い。
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Uh Huh Herはレイシャ様の正統派アメリカ美人とは対象的に黒髪美女、Camila Grey(カミラ・グレイ)の妖艶さも魅力的ですが、この方、実はDr. Dre(ドクター・ドレー)やオジー・オズボーンの娘さんであるKelly Osbourne(ケリー・オズボーン)のサポートベース&キーボードを務めていたという敏腕ミュージシャン。Uh Huh Herでの立ち位置はあくまでヴォーカル・ギターと言う感じ。曲によっては、カミラ嬢がベース、レイシャ様がキーボードという場合もある。
えーと、レイシャ様はガチです。10代の頃にカミングアウトしてらっしゃいます。向こうではその道のカリスマアイコン的存在になってらっしゃいます。
このお二方レイシャ41歳とカミラ33歳という微妙な年齢差もアレなんですが、実は付き合っt、おや、誰か来たようだ。
そんな色々想像を掻き立てる(ヲイ)美女お二人、そういう世界がダメな方もいらしゃるかもしれませんが、Uh Huh Herの音楽は本当に儚く美しく素晴らしいので是非。
レイシャ様はムスタングベースやミュージックマスターなどショートスケールがお気に入りのようです。
カミラ嬢はSquireのSuper Sonic!!しかも銀ラメっ!これヤフオクやe-bayで定期的にチェックしてるんだけど、ふざんけんな!という値段で取引されてるよね、、、
フラットワウンドのベース弦を貼っている様子。