変化していくものもあれば、不変なものもある。ロックとはそういうもの。ガツーンと来るギター、吠えるハイトーンヴォーカル、ちょっと懐かしめのハードロック/メタルなバンド紹介。
Rival Sons
最初は有名どころから。とは言っても日本での知名度はそれほどではない気がしますが。Rival Sons(ライヴァル・サンズ)
ブーミーなギターが奏でるリフ、ちょっと古めかしいヴォーカルがすこぶる気持ちい良い。Led Zeppelin的な正統派ブリティッシュ・ロックの系譜にいながら、ジャック・ホワイト以降のオルタナティヴ・ロックな解釈もされているから幅広い世代に支持されているのも頷ける。こんなに湿っぽく厳つい音を出しながらも、カリフォルニア州ロングビーチ出身というのが興味深いところ。
Scorpion Child
Rival SonsがLed Zeppelinだとするならば、こっちはDeep Purpleでしょうか。どこか、イアン・ギラン〜デイヴィッド・カヴァデールを思い出してしまうハイトーンヴォーカルが素敵な Scorpion Child(スコーピオン・チャイルド)。もうバンド名が(ニヤリ
過去には雑誌Burnにインタビューが載っていたり、やっぱり好きな人にはたまらない音で。ただ今年の夏以降、SNSが止まっている。。。
Kadavar
アメリカ、イギリスと並んでHR/HMが盛んな国、ドイツから Kadavar
このミュージックビデオ、2017年の作品だからな。メロディアスさは皆無、キャッチー性ともかけ離れたヴォーカルと、リフごり押しでもテクニカルとも言い難い楽器隊。どこか漂う胡散臭さはこの面持ちのせいだけではないはず。まぁ、このビデオの通りB級を狙っているのは言わずもがな。このダサさ、クセになります。
Telekinetic Yeti
アイオワ州ダビュークからの2人組、Telekinetic Yeti(テレキネティック・イエティ)
いわゆるサイケデリック・ロックの流れを組む“Stoner rock(ストーナーロック)”と“Doom Metal(ドゥームメタル)”を合わせた“Stoner Doom(ストーナードゥーム)”と呼ばれる音。
7弦ギターだし、チューニング自体は低いんだけど音とリフはBlack Sabbath系なファジィーな感じ。アルバム通して聴いてると耳も意識もおかしくなってきます(褒め言葉)。
Hammered Satin
https://www.youtube.com/watch?v=7f_ApiDsg8s
80年代のMTVではなくて、2017年のミュージックビデオです。
Hammered Satin(ハマード・ステイン)はハリウッドのバンド。コンセプトとしてあるのは、“glam rock, JUNKSHOP glam, 70’s hard rock arena style, PuNk ‘n RoLL, heavy bubblegum !!!”だそうで。いかにもな感じが痛快極まる、聴いていて、見ていて楽しいバンド。
Honeymoon Disease
最後は、女性ヴォーカルで。スウェーデンから、Honeymoon Disease
この古臭いサウンド、曲、そして、ハスキーなヴォーカルが歌う泥臭さ全開のメロディ。長髪+Flying V+パンタロン+ロンドンブーツ=最強。ブーツカットじゃないよ、パンタロンなんだよ。もしくはラッパズボン。
正真正銘、2017年のビデオです。