最近気になってる日本の女性バンド。
宇都宮ゆるゆる女子3人組、Lucie,Too
「あ、いいかも」と思っていたらあれよあれよという間に38万再生。なんだよ、みんなわかってるじゃないか。こういうバンドは直感こそすべてだと思うので、あれこれ言わないほう良いのです。ただ、こういう女性バンドはアナログでローファイに仕上げるのが、アメリカ西海岸基準なんだけど、小綺麗にまとめ上げてしまうのは良くも悪くも日本らしいところ。かといって、それこそBurger Recordsのようにカセット・テープでリリースしたところで良い効果が得られるとは限りませんから。
魅惑のエアバンド、ふゆのどうぶつえん
ふゆのどうぶつえん「Air」OFFICIAL MUSIC VIDEO
このミュージックビデオのコメントにある「Silent Sirenの下位互換みたいなバンド見つけてしまった」に不覚にも笑ってしまった。的確すぎる(褒めてます)。
プロフィールには、
ふゆのどうぶつえんはベース.voのひとみ、ギター.voのあゐく、ギターvo.のしじみ、の3人によるスリーピースエアバンド。プロデューサーで園長の美月リカが可愛いと思ったメンバー達を集めた形で2016年12月より本格始動。
とある。エアバンドなので、弾かない楽器を持ってステージに上がる。ちなみにメンバーはバンド経験もあるので、弾けないわけではないらしい。深いぞ。プロデューサーの美月リカは、“リアルお人形”と女子の中で話題となっているフォトグラファーであり『宗教法人マラヤ』の人。なんか納得。
12月にリリースされたアルバム『ふゆのどうぶつえん』を聴くと、健康ランドだとかニートの歌とか、そんなコミックソングばかりなのだが、妙なキャッチー性とシンプルな潔いバンドサウンドにハイクオリティなセンスを感じさせられる楽曲。ライブの評判もすこぶる良いのでこれは是非見たい。
夢幻な香りがする、羊文学
聴いた瞬間鳥肌立った。Blonde Redhead、Daughterに通ずる4AD臭……というような日本人離れした空気感。それでいて言葉とそれを紡メロディは和情緒に溢れている。ダイナミックレンジを効かせた包容力、すべて最高。
岩井俊二の監修によるMV。綺麗だな。後半のファズ展開がたまらない。